寿命の伸びは人間だけじゃない

人間なら「100歳超え」続々! ご長寿アニマル増加中

2010.11.18 THU


世界最高齢のオランウータンが日本にいるって、知ってました?東京都日野市の多摩動物公園で暮らすモリーおばあちゃんは御年58。人間にたとえれば100歳近い高齢なのに、今も若者と変わらぬ食欲を誇るそう。ほかにも、フタコブラクダのツガル34歳(横浜市立野毛山動物園)、アジアゾウのはな子63歳(井の頭自然文化園)など、人なら表彰レベルの長寿が多い日本の動物園。長寿大国の我が国は、動物も長生きなんでしょうか?

「いえ、日本が特別ではなく、日本も含め世界的に飼育動物の寿命は延びていると思います。動物園だけでなくペットの寿命も延びていて、最近はペット用介護用品も売られていますね」(日本動物園水族館協会)

へえ、日本だけじゃないのか。でも、飼育動物の寿命が延びているのは明るいニュース。ちなみに近年ギネスに認定された「歴代長寿動物」を調べると、米国の飼育ウサギ「ジョージ」(登録当時40歳)、同じく米国のイエネコ「グランパ」(登録当時34歳)などがいました。また、広島の動物園で暮らすクロサイ夫婦のハナ(44歳)、クロ(43歳)は歴代長寿記録の48歳に迫る勢い。ほかにも非公式ながら、英国の故・チャーチル首相が飼っていたとされるオウムの「チャーリー」はなんと100歳を超えてなおご存命だとか。これらお歴々の長寿の秘訣は?

「エサや医療技術が大きく向上したことはもちろん、近年は情報化が進み、国内外の優れた飼育技術が活発に交換されるようになったことも大きい。例えば野生動物本来の生息地に近い環境を動物園内に用意して飼育する『環境エンリッチメント』はシアトルの動物園で生まれたものですが、今や世界中の動物園が導入しています。“オランウータンの綱渡り”などで有名な北海道・旭山動物園の『行動展示』もその一種ですね。」(同)

ほかにも、エサに栄養補助食品を混ぜたり、温泉や針灸による治療を施したり。試行錯誤は各動物園で常に行われている模様。今後、元気なご長寿さんがさらに増えるかもしれませんね。
(榎並紀行/アイドマ・スタジオ)


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