気になる“あのコ”のシゴトーク

第3回 桜庭ななみ「この人が観たい、って」

2010.12.02 THU

気になる“あのコ”のシゴトーク


さくらばななみ 1992年鹿児島県生まれ。08年、映画『天国のバス』でデビュー。「ミスヤングマガジン2008」グランプリ。11年には『サビ男サビ女/ハゲマシガールズ』主演、『ランウェイ☆ビート』出演、『天国からのエール』出演など3本の映画が公開予定。ちなみに理想の男性像は「気が利く人がいいです。私はかなり楽しんじゃうので、楽しみすぎたら止めてくれるのが理想。私が子供なので、大人な方がいいかも」とか 撮影:堀 清英

「『私もこうなりたい!』って思うんです」――桜庭ななみ



日本人ならご存じ、忠臣蔵。その知られざる “後日談”を描いた映画が、『最後の忠臣蔵』「」である。瀬尾孫左右衛門(役所広司)と寺坂吉右衛門(佐藤浩市)という、ふたりの元赤穂浪士を中心に描く忠義の物語。そのストーリーの鍵となるのが、大石内蔵助の忘れ形見であり、孫左右衛門が主の命に従って育て上げたヒロイン、可音だ。演じたのは、桜庭ななみちゃん。18歳の注目女優である。

「時代劇と聞いただけで、取っつきにくいイメージを持つ方もいると想います。でも、事務所で年の近い子に観せたら、『恋愛のハナシだったんだ』って言ってくれたんです。実はすごく観やすい映画なんですよ」

というのも、しっかり“恋”の要素もあるから。可音は、孫左右衛門に密かな想いを寄せるのだ。しかしその結末を暗示するかのように、叶わぬ恋を描いた人形浄瑠璃の演目『曽根崎心中』が本筋に交えて映される。

「可音は気が強い子なんです。でも演じていくうちに、孫左(孫左右衛門)と一緒にいたいと思ってたり、寂しがりやのところがわかってきました。親子ほど年の離れた間柄ですけど、男の人は孫左しか見てこなかったんです。孫左を想う気持ちが恋愛感情なのか親子愛なのか、可音はわからなかったと私は思うんですよ。観たあとには、皆さん違った思いを抱くと思います」

可憐な16歳を演じたわけだが、16歳といえば当時は結婚適齢期。いわく、「しっかり演じなきゃ! って思いましたよ」。現代とは全く異なる時代の女性を演じることは、やはり難しかったのだとか。
『最後の忠臣蔵』 吉良邸討ち入りから16年。瀬尾孫左衛門(役所広司)は大石内蔵助の特命により、討ち入り前夜に出奔、大石の忘れ形見である可音(桜庭ななみ)を育てる。一方、事件を後世に伝える者として生かされた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)は、孫左衛門と再会を果たし…。感動の物語だ。筆者も試写会で号泣。ななみちゃんいわく「恋愛要素もあるので、若い人も観られます。そのあたりは、私が伝えられます(笑)」12/18(土)全国ロードショー。配給:ワーナー・ブラザース映画。(C)2010「最後の忠臣蔵」製作委員会
「お着物自体着たことがなくて、その窮屈さと正座の長さで、足がしびれて大変でした。あとは京都の方言。方言指導の先生が入れてくれたテープを聴きながら芝居をしたんです。でも私は鹿児島出身なので、標準語を話すことも難しいくらいで、ましてや京言葉なんてすごく大変でした。監督からは、毎日『お腹から声を出せ』って注意を受けました。でもそういう経験や、役所さんや佐藤さんが出す“空気感”は勉強になりました。私も『こうなりたい!』って」

役所広司をして「勘の良い女優さん」と言わしめたななみちゃん。将来は「この人の作品が観たい」って思われるような女優になりたいとか。しかし、休日は友達と遊ぶのが楽しいという。そのあたりは、やっぱり10代の女の子なのだ。

「周りの友達と会ったら、お仕事の話をしますね。それも、世間話みたいな感じでですけど。お休みが長いときは、実家に帰りますね。私は寮に住んでいるので、洗濯とか料理とかしなきゃいけないんですけど…あ、料理はあんまりしないか(笑)。それでも実家に帰ったらこんなにラクなんだって感じますね。お母さんのありがたさがわかります」 働く彼女たちについて、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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