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いよいよ今週末まで! 「東大寺大仏―天平の至宝―」

2010.12.10 FRI


国宝・誕生釈迦仏立像及び灌仏盤/奈良時代〔8世紀〕東大寺蔵  写真提供:奈良国立博物館
はるか遠い昔、奈良時代に聖武天皇と光明皇后が幼くして亡くなった皇子の菩提を弔うために建てた山房が東大寺のはじまり。国の平和を願うために作られた盧舎那仏(るしゃなぶつ)こと“奈良の大仏”が完成し眼を入れた(大仏開眼供養会)のは天平勝宝4年、752年のこと。

この大仏造立にまつわる様々な作品を通して、当時の様子や東大寺の長い歴史、奈良時代の華やかな天平文化を垣間見ることができる展覧会が、東京国立博物館で開催されている。

高さ約4.6メートルもある大仏殿前の『八角燈籠』(国宝)をはじめ、大仏開眼供養会などに使用された『伎楽面』(重文)など、国宝や重要文化財クラスの逸品がズラリと並び見ごたえ十分。

なかでも来場者の人気を集めているのは、『誕生釈迦仏立像及び灌仏盤』(国宝)。右手で天を左手で地を指し「天上天下唯我独尊」を唱えたと伝えられる釈迦誕生の姿をかたどった誕生仏は、通常10センチ程度の小さなものが多いとか。しかし、東大寺のこちらは47センチと群を抜いた大きさを誇る。

さて、タイトルにもなっている「大仏」だが、さすがに寺外に持ち出すことは不可能。そこで、3万枚にものぼる写真から精巧なCGを作りあげた「バーチャルリアリティ」映像でリアルに再現。天井まで使った大きなスクリーンに約15メートルもある大仏の姿をほぼ実物大で投影する。顔のアップや背中など普段は見ることのできない角度から映し出されるその姿は、映像といえど迫力満点だ。

展示の仕方や空間の見せ方などにもこだわったこの展覧会、いよいよ12日(日)で終了してしまうので、今週末が鑑賞のラストチャンス。まだの人はもちろん、一度見にいった人にも新たな発見があるかも。
(松本優子/クレッシェント)

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