夢の“世界一周”にチャレンジ

第34回 世界一濃い海に浮かんできた!

2011.01.20 THU

夢の“世界一周”にチャレンジ


浮遊中は、新聞も軽く読めてしまうほど。水面でぷかぷか浮いたのは、紛れもなく僕にとって未知の体験でした

塩分濃度約30%! 生物が生息できない「死海」で浮遊体験



世界の海はひとつにつながっていますが、実は海によってしょっぱさが違うのはご存じですか?

海水の塩分濃度は、蒸発量、降水量、河川の流入、氷山の融解などによって異なり、場所によって3.1~3.8%程度の開きがあるそうです。概して、降水量が多い熱帯や、氷河の融解が多い高緯度帯で塩分濃度が低く、逆に、降水量が少ない中緯度帯では塩分濃度が高くなっています。

なかでも、塩分濃度の高い海は、「紅海」と「地中海」。どちらも境界のほとんどを陸地に囲まれており、他の海と海水が混ざり合いにくいため、塩分濃度が4%近くまで高くなっているそうです。

僕らが今回訪れたのは、約30%と飛びぬけて高い塩分濃度を誇る「死海」。もっとも、「海」とは呼ばれていますが、死海が厳密な意味で海だったのは白亜紀以前のこと。現在では大海にはつながっておらず、ヨルダン川を唯一の水源とする湖です。極端に降水量が少なく気温が高いため、入ってくる水の量より蒸発する量の方が多く、塩分濃度が極度に高くなっている様子。生物が生息できないほどの塩分濃度が、死海と呼ばれるゆえんだそう。 死海はアラビア半島北西部に位置し、ヨルダンとイスラエルの2つの国から入水できます。両方に足を運んだ旅人から、イスラエル側の方がビーチが整備されているとの情報を聞き、我々もそちらへアクセス。

塩分が濃すぎて塩で固まっているビーチから恐る恐る入水すると、あら不思議。なんら泳ごうとせずとも、体が水面にぷかぷか浮かぶじゃないですか! 体を縦にしても、肩より上は水面から出てしまい、むしろ沈むことができないくらい。濃度が高い液体のなかでは浮きやすい、って昔学校で習ったことを思い出しました。

しかし、その極端に高い塩分濃度のせいで、ちょっとした傷口やひげ剃りのあとも、とにかくヒリヒリ痛むからたまらない。あれだけ楽しみにしていた死海なのに、10分と持たずにギブアップしてしまいました。もしも死海に行かれることがあれば、傷口対策は入念に…。 長谷川夫妻への応援メッセージや旅の裏ワザ、海外情報など、下記のボタンからご投稿ください。

夢の“世界一周”にチャレンジの記事一覧はこちら

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト