中国人を採用する企業も増えていますが…

もしも職場に外国人の新入社員が入ってきたら…?

2011.01.20 THU



イラスト:村田らむ
不景気で雇用が冷え込む一方、企業は外国人採用を増やしているという。経済がグローバル化する中、今後もこの流れは加速するだろう。あなたの会社にも外国人が入ってくるかもしれない。では、どうしたら外国人とうまく付き合えるのか。外国人というと欧米人を思い浮かべる人も多いかもしれないが、日本人が仕事で接する外国人の大半は中国人。そこで、中国語の企業研修を行う漢和塾代表の小川善久氏に話を聞いた。

「まず、中国人から一番嫌われる日本人の上司は、いつも怒鳴り散らしているタイプです。日本では失敗をした部下を上司が怒るのは当たり前ですが、中国人は日本人の何倍も傷つきます。特にいけないのは、他人の面前で怒ること。中国人にとってはメンツを潰されたことになり、すぐに退職してしまいます。個別に呼び出して何が問題なのか説明を尽くすべきです」

日中間で商習慣に違いがあるのは、当然。重要なのは、なぜ日本でそうなのか理解してもらうことだ。

「また、中国人は大学を卒業したての新人でも一人前という意識が強く、新人だからといって雑用や単純作業ばかり頼んでいると、『どうして私の専門分野の仕事をさせてくれないのか』と反発されてしまいます。最初は簡単な仕事から始めても、徐々に高いレベルの仕事を任せるようになることを説明して、5年先ぐらいまでのキャリアプランを提示しなければ納得してもらえないでしょう」(同)

周りが仕事をしていても、自分の仕事が終われば帰りたがる、後輩に仕事を教えない、給料が高い会社にすぐに転職してしまうなど、中国人が日本人と比べると個人主義的にも映り、日本式の仕事のやり方の意義を理解してもらうのは時間がかかるという。だが、中国人留学生は「採用してみると非常に優秀だったというケースが多い」と小川氏は語る。うかうかしていると、僕らも中国人の後輩に抜かれてしまうかも。
(野中ツトム)


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