気になる“あのコ”のシゴトーク

第10回 堀北真希「少しでも、影響を与えたい」

2011.01.27 THU

気になる“あのコ”のシゴトーク


ほりきたまき 1988年東京都生まれ。中学2年生のとき、帰宅中にスカウトされる。03年映画『COSMIC RESCUE』で本格デビュー。最近では、10年『ジャンヌ・ダルク』で舞台デビュー。女優業の楽しさについては、「今は完成したものを観ることが楽しくなりました。怖いところもありますが、自分の演技についてはフラットに見られるんです」 撮影:堀 清英

「きちんとしたものをずっと持っていきたい」――堀北真希



東野圭吾原作の白夜行といえば、何度も映像化されたサスペンスの金字塔である。が、サスペンスとひとくくりにするには、あまりにも壮大で奥深い。実際、原作の後書きでにおいて馳星周は、本作を“ノワール”と表しているほど。満を持してできあがった劇場版となる新作で、堀北真希は主人公の唐沢雪穂を演じた。

「私の中では、原作を初めて読んだ高校生のとき受けた感じを変えたくないというこだわりがあって。雪穂があの雪穂だからこそ、魅力がある物語だと思うんです。原作から遠くならないように気をつけました」

かくして、原作に忠実なまれに見る悪女が生まれていくのであった。撮影期間中、監督は“雪穂像”を堀北さんに一任したのだという。

「お芝居って共通の言語がないから、なかなかうまく話し合えることではないんですよね。特に雪穂の演技には、だましあいとか心理戦の要素もあって、とても難しい。だから、私が思っていることをお芝居でやってみて、監督に見てもらうというやり方だったのかもしれません」

とはいえ雪穂の言動には、全編通して何か悪いことをしているという描写はないのだ。

「悪い人だから、いい人を演じているんですよ。どうしてそんなことをしているかというと、自分の思い通りにしたいからですよね。だから常に『この人の気持ちをどう操りたいか』と考えながらやっていました。悪いっていうのは難しいですね。私、『正しいことは正しい』みたいな人間なので、悪いことは許せないんです(笑)。相反した役柄なので、キツかったですね」
映画『白夜行』 東野圭吾の記念碑的作品が豪華キャストで映画化!迷宮入りした殺人事件で浮かび上がる容疑者の娘と被害者の息子。ふたりの関係とは? 重厚なストーリーが織りなすサスペンス・ドラマ、必見である。「いつもだったら作品を観て元気になってほしいとか思うんですが、今回は違って、観る人に強烈な何かを投げかけるような作品です」と堀北さん。1月29日(土)全国ロードショー
大きな挑戦だったという。事実、これまで演じてきた役柄とはほとんど真逆なのだ。それだけに、得るものは大きかった。いわく、「新しい感覚がひとつつかめましたね」。

「やり終えることができて、ホッとしました。雪穂という役柄を引きずったといえば引きずってしまいましたね。このときは映画『大奥』を撮っていたときなので、切り替えが大変だったんです。「大奥」は京都で撮っていたので、新幹線の中でスイッチするようにして」

監督をして、「堀北版白夜行」と言わしめた堀北さん。その実力はさすがのものだ。では最後に、仕事に対してのスタンス。さすが誰もが知る売れっ子女優である。

「少しでも小さくでも、何か影響を与えたいんです。そういうところにとてもやりがいを感じるし、伝えたいという姿勢に関しては、自分の中ですごくこだわりを持っています。女優として、きちんとしたものをずっと持っていきたいと思います」 気になるあの子について、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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