出版社の新人賞にも応募できるとか…

絵がヘタでも漫画が作れる! 漫画制作ツール『コミPo!』が凄い

2011.02.03 THU


子供の頃、マンガ好きが高じて「僕もマンガ家になる!」と志したものの、自分の絵の下手さにあっさり挫折した経験がある人、結構いるのでは? 面白い物語を考えても、まずは絵がうまくなければ─。そんな常識が、過去のものになるかもしれない。

昨年末に発売されたPCソフト『コミPo!』は、絵が描けなくてもマンガを作れるという画期的な“コミックシーケンサー”。プロデュースしたのは、手塚治虫そっくりの画風とパロディギャグで知られるマンガ家の田中圭一氏だ。

「絵を描かないでマンガが作れたらいいなぁ、という構想は昔から持っていたんですが、3DCGの技術が進んだことで、マンガの構成要素をパーツとして組み合わせられるようになったんです。楽器を弾けない人でも音源の組み合わせで作曲ができるデスクトップミュージック(DTM)が広まったのと同じような現象が、これから始まるんじゃないかと思います」(田中氏)

実際に『コミPo!』に触ってみたところ、操作感は企画書作りによく使われるパワーポイントと似た感じ。素材となるキャラや背景をコマ上にぽんぽん配置し、ポーズと表情を変えてフキダシを付けるだけで、簡単にそれっぽい1コマが完成してしまった。4コママンガならあっという間に作れそうだ。

「日本人にとってわかりやすく何かを伝える際に、マンガという表現はすごく向いているんです。本格的なマンガを描く以外にも、プレゼン資料にキャラクターとフキダシで解説を加えたりとか、用途は幅広いと思います。今はネットという作品の発表手段もあるので、新しいマンガの使われ方、楽しみ方が出てきたら面白いですね」(同)

イラスト投稿サイト「Pixiv」をはじめ、ネット上には『コミPo!』を使ったマンガやイラスト作品が続々とアップされ始めている。このツールをきっかけに、隠れた才能が世に出てくる日はそう遠くないかもしれない。
(呉 琢磨)


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