夢の“世界一周”にチャレンジ

第46回 困難に負けない、リオのカーニバル

2011.04.28 THU

夢の“世界一周”にチャレンジ


これが華麗なるAグループのパレード! 1チーム80分で行われるパレードが終わったころには、すでに空が明るくなっていました。朝まで踊り続けるブラジル人のパワーとノリには感服です…

火事で衣装も山車も全焼…それでもめげないブラジルのノリ!



2014年に行われるサッカーW杯の開催国に選ばれたブラジル。その第二の都市、リオ・デ・ジャネイロは、2016年の夏季オリンピック開催地にも選ばれており、今、飛ぶ鳥を落とす勢いで発展中の大都市です。そんなリオといえば、世界的にも有名な「カーニバル」! 僕らの世界一周における“お祭り巡り”の締めくくりとして訪れてきました。

カーニバルとは、カトリック系の宗教行事「謝肉祭」のことを指し、毎年2~3月の土曜日から火曜日までの4日間、リオのみならず、世界中で催されています。移動祝日であるキリストの復活祭「イースター」からさかのぼること40日前に設定されており、この40日間は信者が禁欲を強いられるため、それが始まる前の4日間を開放的なお祭りとしたのが、カーニバルの由来といわれています。

なかでも、世界中で最も熱狂的ともいわれるのが、リオのカーニバル。期間中、お祭りムード全開のリオには約75万人超の観光客が訪れ、経済効果は約460億円に及ぶといわれています。街中では、華麗な衣装を身にまとった踊り子たちが、これまた豪華な装飾を施した山車(だし)とともに、通りを闊歩(かっぽ)します。実は、これらのパレードには、A・B・Cグループとランクがあって、街中で行われるパレードはB・Cグループのもの。最高峰であるAグループのパレードのみ、メイン会場「サンボドロモ」で行われるんです。

パレードは、「ファンタジー性」「時間配分」などの9項目にわたって審査され、合計900点満点で競われます。毎年、下位2チームがAグループから転落し、Bグループの上位2チームと入れ替わります。 Aグループのカーニバルは、規模も華麗さも圧倒的! それもそのはずで、Aグループに所属するチームの平均予算は、1チーム当たり550万レアル(約2億7500万円)。これらの資金は、出場者たちからの参加費だけでなく、企業のスポンサードによってまかなわれているそうです。

今年2月、この世界一のお祭りが、思わぬ災難に見舞われました。カーニバル関連道具の保管施設で火災が起こり、大量の衣装や山車が焼失してしまったんです。損失額は約2000万レアル(約10億円)。被災したチームのカーニバル参加は絶望的といわれていましたが、残り1カ月、死に物狂いで衣装や山車を作り直し、なんとか晴れ舞台に間に合わせることができたそうです。

当日のパレードからは、火事によるダメージが微塵も感じられませんでした。各グループ約4000~5000人によるパレードは、地響きを轟かせるほどの大迫力。踊り狂うブラジル人のノリとエネルギーをもってしたら、火災からの復興なんて屁でもなかったのかもしれませんね。 長谷川夫妻への応援メッセージや旅の裏ワザ、海外情報など、下記のボタンからご投稿ください。

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