夢の“世界一周”にチャレンジ

第50回 世界一周の旅を振り返って…

2011.05.26 THU

夢の“世界一周”にチャレンジ


1年間、夫婦ともに病気・ケガ・大きなトラブルなく過ごすことができただけでもラッキーでした。細かいトラブルをあげたらキリがありませんが、ちょっとやそっとのことでは動じない度胸がついたのが、この旅で一番の収穫ですね

脱サラ世界一周で芽生えた、この旅一番の収穫とは?



脱サラ夫婦の珍道中として、世界一周の旅の様子をお届けしてきたこの連載も、いよいよ今回で最終回。ただでさえ不況といわれるこのご時世、夫婦そろって仕事を辞めて旅に出ることにはかなりの勇気と思い切りが必要でしたが、帰国した今でこそ胸を張って言えます。「行ってよかった」と。今回は、そんな旅を総括させていただこうと思います。

旅をすると、これまで教科書のなかでしか知らなかった世界に、直に触れることができます。想像を絶するスケールの大自然や、何千年も前にタイムスリップしたかのような古代遺跡、現地の人々の生活や、その背景にある文化や宗教…などなど。

それらを実際に目の当たりにすると、様々なことに対して「どうして?」「なぜ?」と疑問がわきあがってくるんです。そして、気になったことを調べたり聞いたりしているうちに、人種も民族も違う人たちのことを他人事とは思えなくなっている自分に気がつきます。「大人の社会科見学」とでもいいましょうか。日本を発つ前まではピンとこなかった国際面のニュースにも、敏感に反応するようになりました。

また、世界の今を知ることで、同時に日本についても考えるようになりました。政治デモに積極的に参加する海外の若者を見ては、日本の選挙の投票率の低さを憂いたり、無愛想な接客を受けては、日本のサービスの質の高さを懐かしんだりと。なかでも、島国日本で育まれた文化は、寿司、マンガ・アニメを筆頭に、想像以上に世界中で受け入れられていることを知り、日本のポテンシャルを実感した次第です。日本に対して、“危機感”と“希望”の両面を持つことができました。 「百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず」。こんなことわざがありますが、この旅は、まさにその通りだと思い知らされることの連続でした。

世界には、海外に出たくてもパスポートやビザ、金銭的制約で出られない人たちが、たくさんいます。そんななか、僕ら日本人は、先人たちの努力のおかげで、日本国籍というだけで世界中ほとんどの国に行けてしまうんです。もしあなたが、世界に出ることに興味を持たれているなら、この特権を生かしてみることをおススメします。もちろん、いろんなリスクや危険はありますが、それらを乗り越えたとき、これまでと違った視界が広がることをお約束しますよ。

これからの僕らの生活には、様々な困難が訪れるかもしれません。でも、そんなことにも前向きに立ち向かえる勇気を持てるようになっただけ、この1年で成長することができたかな。引き続き、人生という名の長い旅へ。いざ、再出発です! 1年間かけて世界を巡ってきたこの連載も、今回で最終回。ご愛読ありがとうございました!

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