英サッカー・ルーニー選手が自ら公開

術後は毛が生えてくる!? 「自毛植毛」治療の技術力

2011.07.21 THU


手術後は髪の毛を落ち着かせるためにサッカーも休業中のルーニー。毛によくないということで、セックスも禁止。薄毛治療もいろいろ大変なのだ
画像提供/Rex Features/アフロ
25歳の若さなのに前頭部が後退した薄毛で有名だったサッカー・イングランド代表のFWウェイン・ルーニーが、ツイッターで植毛手術を受けたことを告白し、世界中で話題になった。しかも、「これが僕の頭だよ」と術後の頭部を公開したオープンさにもびっくりしたが、もっと驚いたのは今回の手術そのもの。ルーニーが受けたのは「自毛植毛」と呼ばれるもので、手術後、一定期間を経て、ちゃんと髪の毛が生えてくるらしいのだ。

もっとも、この自毛植毛、あまり知られていないだけで、薄毛の治療法としてはわりと一般的な手法だったりするという。そもそも、世の中にはさまざまな薄毛対策法が氾濫しているが、じつは、世界で一番権威があるといわれる米国食品医薬品局(FDA)が男性の脱毛症に有効と認めているのは、プロペシア、ミノキシジル外用薬、そして植毛などの外科治療。とくに、自毛植毛は最近日本でも広がりつつある治療法で、薄毛になりにくい後頭部や側頭部から自分の髪の毛を毛根ごと採取し、薄い部分に移植するというもの。手術費用は移植する毛の数によって違ってくるが、ルーニーの場合は約130万円だったという。ただし、この手術のネックは、髪の毛が生えてくるかどうかの「結果」がわかるまで1年ほどかかってしまうこと(ルーニーは2、3カ月と言っている)。そのため、信頼できるクリニックを見つけるのが重要になってくるのだ。

それにしても、カツラは別にして、さかのぼれば育毛トニックが日本で流行り始めたのが昭和初期。その後、養毛剤や育毛剤が登場し、さらに発毛剤、人工毛移植と、医学の進歩とともに薄毛治療もどんどん進化、そのうちに抜け毛を完全に防ぐ技術なんていうのも開発されるかもしれない。実際、発毛市場ではいまも毛根組織を再生しようという研究がさかんにおこなわれているのだ。ハゲかかっている40代の筆者としては、もう少し遅く生まれたかった(笑)。
(岡林英二)


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