被災地復興へ願いを込めて…

夏の夜空を彩る復興支援!花火大会

2011.08.18 THU


今年で85回目の開催となり、いまや世界でもっとも質の高い花火が打ち上げられると評判の「大曲全国花火競技大会」。写真は昨年の様子だ。今回の実行委員会提供の花火は、今年に入って世界文化遺産に登録された「平泉」をテーマに、奥州藤原家の栄光を表現するという。大輪の花火が震災復興を強く後押ししてくれそうだ。
画像提供/読売新聞/アフロ
夏の風物詩といえば、大玉の花火…だが、今年は東日本大震災の影響で3月・4月に、花火大会の“自粛”を発表する自治体が続出。残念に思っていた人も少なくないだろう。

けれど、そんななかでも「復興支援」をテーマに掲げて開催される、“今年ならでは”の花火大会も多数あるのだ。

大きな話題になったのは、7月17日にチャリティーイベントとして行われた『真駒内花火大会 DREAM』。会場となった北海道札幌市・真駒内セキスイハイムスタジアムは大入り満員で、チケット収入などの収益金は、全額被災地に寄付されるという。

また8月11日には、寄付金を募り、岩手県・宮城県・福島県で一斉に花火を打ち上げる『LIGHT UP NIPPON』が開催。報道によれば、被災地からも「よく開催してくれた!」と、喜びの声が上がったそうだ。

そして、8月27日には秋田県大仙市で、花火師が技を競う大会として知られる『大曲全国花火競技大会』が開催される。明治43年に始まり、昨年100周年を迎えた由緒ある同大会の開催に、東北地方も盛り上がっている様子。

「花火業者の方々から“できる”という力強い言葉をもらいました。世の中のムードが沈みがちなので、被災した方々を励まし、希望の光を灯す意味でも花火を打ち上げたいと考え、開催に踏み切りました」(大曲商工会議所・武藤勝彦さん)

同大会は、「昼花火」「夜花火・10号割物花火」「夜花火・創造花火」の3種目で行われる。「花火の内容は観てのお楽しみ」とのことだが、特に「創造花火」は、花火師それぞれがテーマを設けて取り組むというもの。憂鬱やつらい気持ちを吹き飛ばしてくれるような花火を期待したいところだ。

今年の夏は各地の花火大会に足を運び、空に満開の花火に、被災地の早期復興を願ってみては?
(月川碧/blueprint)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト