気になる“あのコ”のシゴトーク/38

きゃりーぱみゅぱみゅ「かわいいだけじゃものたりない!」

2011.08.25 THU


撮影:小島マサヒロ
その“きゃりーぱみゅぱみゅ”という名前は、あだ名がもとらしい。高校時代、金髪で海外風ファッションをしていることから、まずついたのが“きゃりー”。

「ブログをはじめるにあたって、ただ『きゃりーのブログ』じゃつまらないので、大好きな芸人のサバンナ八木さんの『ぱみゅ』っていうギャグを勝手に借りて、『きゃりーぱみゅぱみゅのウェイウェイブログ』にしたんです」

そのブログは評判を呼び、“きゃりーぱみゅぱみゅ”が通り名になったのである。ブログだけじゃなく、『KERA』などのいわゆる“青文字系雑誌”読者モデルとしても大評判を呼ぶのだ。

「中3までは人見知りの、陸上部にいる普通の女の子でした。でも女子校に入って環境が変わって、ギャル系の友達ばっかりになったんです。渋谷にかよってるうちに、原宿で『KERA』って雑誌にスナップされたんですね。雑誌に出ることがあるならもっとオシャレにならなきゃと思って、海外セレブのグウェン・ステファニーさんやレディ・ガガさんとかに影響を受けるようになって…」

かくして、独自のファッションセンスが評判となり、ティーンズのアイコン的存在に。18歳になったきゃりーが、このたびアーティストとして曲を出した。プロデュースしたのは、Perfumeなどにも楽曲を提供するcapsuleの中田ヤスタカ氏。

「高3のとき、未成年のための『TAKENOKO!!!』っていうクラブイベントでDJをはじめたんです。それを主催していたのが中田さんで、そのご縁でプロデュースしていただくことになったんです」

それは、進路を決めなきゃいけない時期のこと。服飾系の専門学校に進むことを考えていたが、「中田さんの大ファンだったので、信じて進みました」。こうしてできたのが、デビュー曲の『もしもし原宿』なのだ。

「ほとんどはじめてのレコーディングだったんですが、超楽しくて。歌いに行くというより、中田さんと話しに行くような感覚で。PVも、自分の好きなようにセットや衣装を作らせてくれて、大変だったけど新鮮でした」

たとえばリードトラックの「PONPONPON」はエレクトロサウンドと不思議な歌詞が上手に合わさって、耳に残る曲に仕上がった。ちなみにきゃりーのお気に入りは、おばあちゃんとの思い出を歌った『チェリーボンボン』。心に残る歌詞も魅力だ。

そして目に残るのが、強烈なインパクトのジャケット。

「ヘアメイクさんがこういうの得意だと聞いて、無理いってやっていただいたんです。そうしたらすごくインパクトが出て。私、常々かわいいだけじゃもの足りないと思っていて、こういうグロさやキモさを加えたいんですよね」

読者モデルになってブログがヒットして曲をリリースして近々本も出して。すごいスピード感である。

「お母さんとはケンカもあったけど、今は応援してくれています。自分でやりたいことを選んでやっていこうと思っているんです。最終的には、のどかに暮らしたいと思っているんです。26くらいで結婚したりして(笑)でもアーティスト活動は、結婚しても続けたいなぁと。まだ18歳ですけど(笑)」
(吉州正行)

  • きゃりーぱみゅぱみゅ

    1993年東京都生まれ。正式な芸名は「きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ」。2009年に雑誌『KERA』のストリートスナップに登場し、読者モデルに。原宿スタイルコレクションなどに出演し、人気を博す。初のフォトブック『Oh! My God!! 原宿ガール』が1260円でポプラ社より発売中。「私がどうしてこうなったのかがわかります。お母さんや中田さんのインタビューまで載ってますよ」ときゃりー
  • 『もしもし原宿』

    きゃりーぱみゅぱみゅ初のミニアルバム。耳に残るテクノサウンドと、知られざる女子心満載の歌詞でリピート必至の仕上がりだ。「中田さんの最高なサウンドはもちろん、歌詞にも注目です。女の子の気持ちがかわいく書かれているので、いろいろ勉強になるかも?」ときゃりー。ワーナーより発売中。2000円

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