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ノンアルコールビールはどうやって造るの?

2011.09.01 THU


「キリンフリー」などのように、アルコール度数0.00%の完全ノンアルコール飲料なら、運転者でも飲むことができるのだ
2002年の道路交通法改正をきっかけに、世間に広まっていったノンアルコールビール。最近ではノンアルコールの焼酎やワインまで発売され、人気を博しているのだとか。でも、そもそもノンアルコールのお酒ってどうやって造るの? キリンビール・マーケティング部の梶原美奈子さんに聞いてみました。

「ビールやワインなどの醸造酒は、原料の麦汁やブドウ果汁などに酵母を入れて発酵させて造りますが、ノンアルコールの場合は、原料に酵母を入れず発酵させません。一方、以前のノンアルコールビールは原料を発酵させる時間を極端に短くして、アルコールの発生を1%以下まで抑えていました。ただ、これだとアルコールが微量に残っているので、ドライバーや妊娠中の方から不安の声が寄せられていました。現在のノンアルコール・ビールテイスト飲料であるキリンフリーなどは、原料に酵母を入れないので発酵せず、アルコール分が発生しません」

じゃあノンアルコール飲料は造られる過程で一切アルコールが発生しないってことですか。でも、それじゃあ普通のジュースとまったく変わらないんじゃ…?

「例えば、100%果汁のオレンジジュースの味は、香料だけでかなり本物に近いものが再現できます。しかし、お酒の場合はそうはいきません。なぜなら原料を発酵させることによって、アルコール以外にも何千という成分が発生します。弊社でも味に関しては様々な分析をしたり、指標を設けたりしていますが、すべてを解明できているわけではありません。日々、すべての味を反映させるべく、試行錯誤を繰り返しながら、本物に近い味を模索しているのです」

最近のものは本物のお酒と味がかなり似ているため、実際に酔ったような気分になる人も多いのだとか。そのうち、味の区別がまったくつかないようなノンアルコールのお酒が発売されるかも!?
(山本祐輔/清談社)


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