どんな仕事なの? 収入は?

レゴ(R)ブロックのプロっていったい何をやっているの?

2011.09.12 MON


三井さんの作品の一例。内部はブロックが詰まっているのではなく、鉄骨状にブロックを組み上げている。「そのほうが軽量化&コスト削減できますし、大きさや形の微調整なんかもしやすいんですよ」(三井さん)とのこと LEGO and the LEGO logo are trademarks of the LEGO Group. (C)2011 The LEGO Group.
今年7月、東京大学大学院に所属する三井淳平さんが、世界で13人目、日本人では初となるレゴ(R)ブロックの「プロビルダー」に認定された。レゴブロックといえば、工夫次第で船やらお城やら凝った作品も作ることができるオモチャ。そんなレゴブロックのプロとはいったい…? 三井さん本人に話を聞いてみた。

「レゴ認定プロビルダーとは、レゴ社の社員以外で世界レベルのレゴ作品制作技術を持つ人のこと。過去のレゴ作品や、レゴブロックを使ったイベント活動などのアピール、デンマークのレゴ本社との面接といった審査に合格することで、プロビルダーになることができるんです」

しかし、プロになることでどんなメリットが?

「プロ認定されると、レゴ社公認のもとでレゴブロックを使ったビジネスができるようになります。例えば依頼を受けて展示用のオブジェを作り、その代金を得ることもできますし、仕事用のホームページも開設することができるんですよ」

いわば“レゴ社のお墨付き”がもらえるわけだ。では、1つの作品でどれくらいの収入が?

「1m近い大きな作品の場合、30万~50万円ほどの予算をいただいています。その約半分がレゴブロックのパーツ代金ですので、残りが実質的な収入。ただしどれくらい細かく作り込むかで使用パーツの種類や量も変わりますから、一概にいくらとは言い切れないですね」

それでも1作品で15万~25万円の儲け!? これは結構おいしい商売なのでは!

「確かにプロ認定以来、制作依頼も急増しましたし、TV局からの依頼で番組司会者の顔をレゴブロックで作ったり、企業のイベントに展示する雪だるまを作ったりもしました。ただ、プロである以上、手を抜いたりするわけにもいきませんから、制作に2~3カ月かかることもざらなんですよ」

うーむ、そう考えると、あまり割のいい仕事ではないみたい。やっぱりレゴブロックの作品制作だけで食っていくのは難しいか…。

「ただ、レゴブロックにはどんな形でも作れるという魅力がありますし、レゴ作品を通じて海外にも友人ができましたから、これからも何らかの形で継続的にかかわっていきたいですね」

レゴブロックのパーツは1万種以上というから、その組み合わせには文字通り限界がない。あらゆる形を再現できるという無限の可能性が、三井さんのような“レゴブロックのプロ”を生んだのかも。
(糸数康文/Office Ti+)

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