今秋~来年にかけて続々公開

独自カラー追求で競演「はやぶさ」映画、三つ巴バトル

2011.10.06 THU

昨年6月、奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」。日本中を感動させた“はやぶさの偉業”をテーマにした映画が今秋~来年にかけて3本公開される。しかし配給会社の異なるこの3作品はそれぞれのアピールポイントや描き方も実に様々。そこで各映画を手掛けた製作プロデューサーに見どころを直撃した。

現在公開中の『はやぶさ/HAYABUSA』(20世紀フォックス映画)は、ハリウッドとの強力タッグでNASAでの撮影も実現するなどリアル映像がウリの1つ。

「はやぶさの見た深宇宙を再現したCGのクオリティ、事実に基づく心震わせる感動のドラマを描きながら、エンターテインメント性もある点が見どころ。20世紀フォックスらしさが出せたのでは」

壮大なスケールでエンタメ色豊かに描くスタイルはお家芸のよう。

一方、人間ドラマに最も力を注いで物語を紡いだというのが『はやぶさ 遥かなる帰還』の東映だ。

「〈はやぶさ〉という世界に誇る技術を開発し、支えた技術者、研究者たちの姿を、渡辺謙さんをはじめとする最高のキャスト、スタッフで熱く描きました。男たちの熱いドラマは『仁義なき戦い』のような東映ヤクザ映画に通じるところがあるかもしれません」

これまた十八番の“男の生き様”を描いた東映。大人の男たちに観てほしい作品だ。これに対し“お茶の間感覚”が伝統の松竹は、3D映画『おかえり、はやぶさ』でファミリー&子どもを狙い撃つ。

「『男はつらいよ』に代表される、庶民の人間賛歌や家族の絆をテーマに世の中を映し出すのが松竹映画の特徴です。あまり〈はやぶさ〉を知らない方にも、感動のエピソードとともに宇宙空間の奥行きや〈はやぶさ〉の迫力も体感してもらえるよう3D上映となりました」

どの作品にも独自カラーが出ているようだ。各社のエッセンスが詰まった〈はやぶさ〉映画、あなたならどれを観る?
(足立美由紀)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト