今秋、各社がこぞって発売

即席ラーメン市場を席巻!「ちゃんぽん」ブーム到来か

2011.10.20 THU


サッポロ一番の袋麺にちゃんぽんが登場。新開発されたストレートの太麺が魅力。スープは、ポークとチキンをベースに魚介エキスを合わせ、野菜の旨みを引き出したまろやかな味
「サッポロ一番 ちゃんぽん」 価格:105円 メーカー:サンヨー食品 発売日:2011年9月
この秋、「ちゃんぽん」関連の食品が目立っている。例年以上に多くの食品メーカーから、即席麺を中心にチルドや冷凍食品など新商品が投入されているのだ。業界を挙げて売り出そうという計画でもあるのだろうか?

「この時期に各社から“ちゃんぽん”商品が発売されているのは偶然です。新商品を発売するには、商品開発から製造する機械の開発、工程の調整、宣伝計画など時間がかかりますから、各社で話し合って同じ時期に商品を出すこと自体、困難です」とはサンヨー食品・広報宣伝部の丸田篤史さん。

では、なぜ今年ちゃんぽん商品がズラリと並んだのだろう。

「かつて九州以外ではあまり一般的ではないメニューでしたが、専門に扱う外食チェーンが全国展開して幅広く認知されるようになったことも影響しているのでは?」(丸田さん)

外食産業で人気や知名度の上がった料理を商品化するという流れは、食品メーカーの定番戦略のひとつ。サンヨー食品では昨秋「サッポロ一番 担々麺」を発売して好評を博したが、今年も、「サッポロ一番」シリーズの新定番として“ちゃんぽん”を投入。明星食品も「チャルメラ」シリーズに“ちゃんぽん”を登場させるなど、大手メーカーの看板ブランド商品に相次いでお目見えしたことで、一層、目立ったようだ。だが実際、外食産業の“ちゃんぽん”人気は上がっているのだろうか? 国内外に490店舗を展開する長崎ちゃんぽん専門店のリンガーハットは「ここ数年、当社は東日本を中心に店舗展開を行ってきたため、当社や長崎ちゃんぽんの知名度が首都圏でも広がったと思われます」(広報部)という。このほか博多 一風堂は今年の6月、「元祖 博多チャンポン ハカタノチカラ」を銀座にオープン。とんこつベースの博多流ちゃんぽんを看板メニューに据えて好評だとか。関連商品の急増を機に、今後、ちゃんぽんが九州の郷土料理から全国区のメニューへと広がるのは間違いなさそうだ。
(駒形四郎)


  • 「チャルメラ ちゃんぽん 5食パック」
    価格:525円(5食)
    メーカー:明星食品
    発売日:2011年9月

    チャルメラの袋麺。麺だけ先に茹でるのではなく、スープと一緒に麺と具材を煮込むという新しいスタイルが特徴。麺はモチモチとした食感のストレート太麺
  • 「わが家の麺自慢 ちゃんぽん コクの赤」
    価格:オープン価格
    メーカー:ニッスイ
    発売日:2011年9月

    白ごまペーストを合わせた白湯スープにラー油の辛さを加えたピリ辛スープが特徴の冷凍タイプ。7種類の具とゆでたて麺のおいしさも味わえる
  • 「スープはるさめ ちゃんぽん」
    価格:158円
    メーカー:エースコック
    発売日:2011年8月15日

    カップはるさめにもちゃんぽんが登場。スープは、ポークと鶏ガラのエキスを使用、野菜の煮込み感と、イカ、エビ、ホタテの旨みをバランス良く配合したまろやかな味
  • 長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」の「長崎ちゃんぽん」。09年より、野菜をすべて国産化し、「野菜たっぷりちゃんぽん」も発売。ちゃんぽんは野菜をたくさん摂れる食材として、より注目度が高まった

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