美味しいお酒に出会いたい/第2回

モテる男はシャンパン選びが上手?

2011.11.24 THU


「シャンパンは食前酒という性格が強いお酒ですので、あまり料理に合わせにいくことはありません。でもフルーツ、チョコレートとの相性はいいですよ。試してみてはいかが?」大橋さん
開けた時のポンという音、きれいな泡。そしてなによりその贅沢な雰囲気に思わず気分も高揚するお酒「シャンパン」。でも、知識がないから、いざ食事や贈答シーンで選ぼうにもなにがなにやら。そんな初心者にシャンパンの選び方を教えてもらえませんか?

「そうですね…。では先にこちらから質問。シャンパンってどんなお酒だと思います?」(NOKKTONバーテンダー大橋睦美さん)

初心者の私でもわかりますよ~。発泡しているワインの高いやつですよね?

「ん~、それでは半分しかあっていませんね。確かにシャンパンは発泡性ワイン、スパークリングワインのひとつではありますが、正しく『シャンパン』と呼べるのは、フランス・シャンパーニュ地方で造られ、さらに厳しい基準をクリアしたものだけ。ブドウの品種もピノノワール、ピノムニエ、シャルドネと限られています」

シャンパン、と言えるのは限られたもののみ、なんですね。では、その3種類のブドウの特徴がわかればシャンパン選びも出来たりするんでしょうか?

「初心者の方でしたら、ブドウの品種による違いよりももっとわかりやすい目安があります。ラベルを見れば銘柄の下にブリュット(仏語Brut)セック(sec)などの表示があるはず。これはシャンパンの味の構成要素でもっとも大事な『糖度』を表していますから、これで判断するのがいいでしょうね」

ほうほう。それはどう読み取ればいいんですか?

「シャンパンの基本は辛口(糖度6~15%)のブリュットになりますが、辛い順におおまかに並べると、エクストラ・ブリュット>ブリュット>エクストラ・セック>セック>ドゥミ・セック>ドゥとなりますね」

なるほど。これはわかりやすい! ちなみに、大橋さんから初心者へのおすすめは? 特に甘めが知りたいです。

「先ほどシャンパンの定義をお話ししましたが、シャンパンはその基準をクリアするためのコストが上乗せされているんですよ。もちろんそれだけの価値はありますが、私はあえてシャンパンでなくリーズナブルに楽しめるスパークリングワインからおすすめしますね。甘いのが好きな女性に選んであげるならばイタリアのマスカートダスティ(地方)のセックを。ベーシックな辛口の味を楽しみたいならオーストラリアのブリュット、酒店で3000円ぐらいのものはいかがでしょうか」

スパークリングワインも、シャンパンと同じように糖度の表示があり、見方は基本的に同じだという。ただし「辛さ」の評価、基準は地域ごとに異なることもあるようだ。ちなみに、シャンパンの持つ“特別な感じ”は本場でも同じで、おめでたい時やなにかの記念によく飲まれるそう。

「普段はスパークリングワインを楽しみ、ここぞというときにシャンパン、それも『プレステージ・シャンパン』でキメればより分かっている感じがして『モテる』と思いますよ」

ありゃ、真面目なふりしたシャンパン選びの下心、見透かされていましたか…。

(宇都宮 雅之)

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