気になる“あのコ”のシゴトーク/54

深田恭子「本番をどう迎えるか」

2011.12.15 THU


撮影:堀清英
この日は映画『ワイルド7』の舞台挨拶付き試写会当日。主要キャストのひとりである深田恭子さんは、思わず息をのむ美しいドレス姿で現れた。そして、4年前に『R25』本誌でインタビューした記事を見て、「バカなこといっぱい言ってますね」と笑うのだ。

29歳、すっかり大人の女性になったのである。

「今は30代になるための準備期間だと思っています。なので、なるべく知識を詰め込んで、中身のある女性になっていかなきゃいけないと思っています。女優としても、日常がしっかりしないと演じることは難しいですしね」

たとえば出演した映画『ワイルド7』での深田さんの役柄は、復讐を胸に秘めて生きる影のある女性。おまけにガンアクションも付いて、目の前の可憐な印象とも、普段のホンワカした印象とも違う、難しい役どころである。

「共感はできないんです。犯罪者の役なので、気持ちはわかってもそれが正しいかと問われると正しいとはいえないので。アクションに関しては、ほかの男性キャストのみなさんとの共演シーンは少ないので、そこまで大変なことはなかったですね。あとであらためて観て、皆さんの苦労を感じました。あと、こういう世界観は男の子だけのものだと思っていたんですが、観ていると女性も引き込まれますね」

そういえば深田さん、最近は『ヤッターマン』でドロンジョ様を演じてみたり、『夜明けの街で』で不倫相手を演じてみたり、「共感できる」とは言いがたい役柄が増えている。

「年齢とともに演じる役は、難しく、深くなっていくんだと思います。どんな役も、共通点を探せばあるのかもしれないですが、『自分だったらこう』とは考えずに、台本に書いてあることを徹底して演じようと思っているんです。いろんな役をいただくようになって、無理に共感しようとしなければ、その役そのものを、ヘンな自分らしさなく演じられるんじゃないかって思うようになったんです」

キャリアは14年を超える。自分なりの演じ方を自分の言葉で話す姿は、さすがである。さて、深田さんは最近なんだか雰囲気が変わった。より色っぽく、大人っぽくなったように見えるのだ。

「それはいろんな取材の人に、『30歳を前に』っていろいろ聞かれるからです。聞かれるとそのことを考えちゃうじゃないですか。でも最近変わったことは、体力ですね(笑)。現場の日をどう迎えるかをよく考えるようになりました。野菜とらなくちゃとか、早く寝なきゃとか。なんだか、器用に仕事ができなくなった感じがします」
(吉州正行)

  • 深田恭子

    1982年東京都生まれ。96年第21回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリ受賞。97年正式デビューし、『FiVE』で初の連ドラ出演。ちなみに美しさを保つ秘訣は「健康ですね。というか何でも心がけます。でも一番は睡眠だと思います。昨日も10時間寝ました」
  • 映画『ワイルド7』

    瑛太主演のアクションムービー。7人の元犯罪者達が悪を裁くべく、華麗かつ男臭いガンアクションを繰り広げる。恭子ちゃんは本間ユキという“謎の女”を熱演!「実際に観ると、キャストの方の魅力にどんどん引き込まれました」と深田さん。12/21(水)全国ロードショー!
  • メロンパンナちゃん

    …とは、深田さんの愛犬の名前である。この日も別室で彼女の帰りを待っていたとか。最近のふたりのエピソードは「夏は離れて寝てるんですけど、冬になると寒いからか私にくっついて眠るのがネコみたいでかわいくて。また今年の冬もいっしょにいられてうれしいです」

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