気になる“あのコ”のシゴトーク/60

ヒガリノ「タイミングって大切」

2012.02.02 THU


撮影:D.H
ヒガリノちゃんが出演した映画『ライフ・イズ・デッド』は、ゾンビ映画だ。しかしよくあるホラーモノではない。なんと、“社会派”ゾンビ映画なのである。

「ゾンビと聞くと怖くて非日常的なイメージだと思われがちですが、この映画の中では、ごく当たり前の存在なんです」

だがうとまれる存在ではある。ゾンビは、普通の人間がUDV(アンデッドウィルス)に感染したなれの果てという設定なのだ。その症状は5段階あり、レベル1で歩行困難に陥り、徐々に日常生活を送ることが難しくなっていく。レベル5では心臓が停止し、ついには人を襲う“歩く死体”となるのだ。ヒガリノちゃんが演じるヒロイン、消子は、兄の赤星逝雄(荒井敦史)がゾンビになってしまうという、難しい役どころだ。

「すごく仲のいい兄妹なんです。だから献身的に逝雄を支えるんですが、ただ、いろんなことがあって感情が爆発しちゃうんですね。ゾンビ映画とはいえ兄姉愛もしっかり描かれているので、そこは注目してほしいです。ちなみに私にもお兄ちゃんがいるんですが、仲良くないですね(笑)」

ゾンビは差別され、その家族も奇異な目で見られる。逝雄は葛藤し、消子は打ちのめされるのだ。悲しい物語だが、随所に“笑い”の要素が散りばめられており、とても観やすい。

「演じるのは大変でしたね。私は事前に気持ちを考えてセリフを入れてきたんですが、監督は文字だけ頭に入れてくればいいって。感情は現場で、会話のキャッチボールをしながら生まれるからといわれて、戸惑ったけど勉強になりましたね。この先、役に立ちそうです」

…なんて話を聞くと、いかにも女優さんらしいが、実はヒガリノちゃんは女優志望なだけではない。

「最初はモーニング娘。に入りたくて、小学生のときからいろいろ応募したんですけど、ずっとダメで。高一のときに「沖縄美少女図鑑」にスカウトされて、モデルをやって。そのご縁で、ウィルコムのイメージガールになり、デビューできたんです。タイミングって大事だなと思いました」

ゆくゆくは「タレントになりたい」というヒガリノちゃん。そのために、今年の目標は…。

「しゃべれるようになりたいです。しゃべることは好きなんですけど、結局何がいいたいのかわからなくなっちゃうんです(笑)」
(吉州正行)

  • ヒガリノ

    1992年沖縄県生まれ。高1のとき、『沖縄美少女図鑑』のモデルを機にウィルコム沖縄のイメージガールを務める。ちなみに休日の過ごし方は「DVD観たり、大音量で音楽聴いたり、ブログ見たり。あとは4月に東京に出てきたばかりなので、友達がいなくて…。ちょっとインドアになりました」
  • 映画『ライフ・イズ・デッド』

    ゾンビになってしまうウィルス、UDVがまん延した近未来。ゾンビの存在が当たり前になった日本の社会で、ウィルスに感染してしまったひとりの青年と家族の姿を丁寧に描く社会派ゾンビ映画! 「いままでにないゾンビ映画だと思います。とても楽しめる作品に仕上がっていますよ」とヒガリノちゃん。 2月11日(土)よりシネマート六本木ほか順次公開
  • 衣装

    ロングカーディガン/プードゥドゥ(ギャラリー・ド・ポップ)。ワンピース/カメオ(ヒーズン バイ ミッドウエスト)。ネックレス、リングともに(ノジェス)。ショートブーツ/フラッグジェイ(フラッグジェイ プレス ショールー
    ム)

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