「第8回ラーメン王」も注目

「海老ラーメン」ブーム全国に拡大

2012.03.01 THU


「It’s shrimp! エビ麺専門店」のエビ麺。メニューは「エビ麺」「エビ麺レッド」「濃厚 海老つけ麺」のみで、パクチーなどのトッピングを追加可能
撮影/曽木幹太
多様化が進むラーメン。魚介豚骨や鶏白湯など次々と新たなトレンドが生まれ続けてきたが、今年、改めて注目されているラーメンがあるという。

「スープやつけ汁に海老のダシを効かせた“海老ラーメン”が注目を集めています」とは、第8回ラーメン王で食ジャーナリストの小林孝充さん。

「海老ラーメン自体は10年以上前からありますが、昨年来、海老をキーワードにしたラーメンを出す店が続々と誕生。さらに5月に専門店『It’s shrimp! エビ麺専門店』(神楽坂)が登場したことで、ラーメンの新たなジャンルとして再認識されつつあります」(同)

しかも海老ラーメンは、日本各地で地元の特色を生かして発展しているという。

「海老ラーメンが最初に注目されるきっかけとなった札幌では“海老そば”という呼び方が一般的。東京では濃厚なつけ汁で味わう“つけ麺”が多いですね。名古屋では“伊勢海老ラーメン”が人気ですが、これはもともと2008年に東京・本駒込の『つけめん四代目けいすけ』が出した、伊勢海老を使ったメニューにインスパイアされたものといわれています。また、塩ラーメンの人気が高い大阪では、“海老塩ラーメン”が話題です」(同)

富山では白海老、静岡では桜海老など、ご当地食材を使った海老ラーメンもある。しかし、10年前からあった海老ラーメンがなぜ今、注目されているのだろう?

「昨今、良質な煮干しや野菜などダシに使う原材料が高騰しているため、今までコスト的に見合わないと思われていた海老に目が向けられるようになったのが大きな理由です。また、ここ数年ラーメン界では魚粉をダシに使う傾向が増えていますが、この技術が海老にも生かされているようです」(同)

注目の海老ラーメン。海老好きの筆者としては、ブームで終わらず、ラーメンの定番メニューとして定着してほしい!
(駒形四郎)


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