気になる“あのコ”のシゴトーク/70

竹達彩奈「より深くつながるために」

2012.04.12 THU


竹達彩奈ちゃんはアニメ『けいおん!』の中野 梓役で一躍有名になり、今やトップクラスの人気を誇る声優である。その人気はますます拍車がかかり、このたびシンガーとしてデビューしたほど。

「発売するというのに実感がわかなくて…。なので今、必死に“実感”をかき集めているところなんです。たとえば渋谷のスクランブル交差点に貼ってあるポスターを眺めに行ったり(笑)」

声優という仕事柄、“自分”を主張することがあまりなかったからか、この状況にまだ慣れていないようだ。

「登場人物が歌うキャラクターソングを歌ったことはあるんですが、そういうのはキャラクターのイメージや世界観をどうつかむかが大事なんです。でも今回はそういうのをすべてとっぱらって、体当たりで“自分自身”を出していこうと!」

かくしてできあがったデビューシングル『Sinfonia! Sinfonia!!!』は疾走感あふれる爽快なガールズポップ。明るく元気な曲に仕上がった。

「年始にレコーディングしたんですが、やっぱり緊張しましたね。素敵なものにしたいなという気持ちがある反面、ちゃんとできるかなって…。でも、プロデューサーを務めてくれた沖井さんがとても優しく指導してくれたので、楽しく歌えました」

そして、しっかり“こだわり”を持って臨んだとか。

「レコーディングが終わって、『よくできた』と言われたんですが、私は納得できなくて。具体的にどこが…って聞かれると難しいんですが、それで撮り録り直しをお願いしたんです。おかげで、皆さんに聴いていただけたら元気になってもらえるような曲になったと思います」

実はもともと自分の声にコンプレックスがあったという。しかし小学生のころ、国語の先生に作文の朗読をほめられ自信がついたことが、声優への第一歩だったらしい。

「そのころは声優という仕事があることすら知らなくて。調べてみると『セーラームーンとエヴァの葛城ミサトの声が一緒なんてスゴイ!』と思ったりして、声優になることしか考えられなくなりました」

いつしか仕事の幅は広がり、音楽活動のほかフォトブックも出すほどになったが、当時の思いは忘れていないようだ。

「最初は声優として軸がぶれたらどうしようとか思っていたんですけど、CDはもちろん、ブルーレイやフォトブックだって表現の延長線上にあるものだし、ファンの皆さんとより深くつながれるものなので、その意味でもチャレンジしようと思ったんです。今後は、ワンマンライブ的なものができるようになれたらな、と。あと声優としては、『このキャラクターなら竹達にやらせたい!』と思ってもらえるようになりたいですね」
(吉州正行)

  • 竹達彩奈

    1989年埼玉県生まれ。『けいおん!』での中野梓ほか『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』で高坂桐乃を演じるなど、注目の声優だ。ちなみに最近ハマっているのは「食堂を経営するゲームです。携帯のアプリゲームなんですが、私ああいったシミュレーションゲームがすごく好きなんです。あとやっているのは『NEWラブプラス』。リアルタイムなので、『この時間にDS開けないよ!』とか思いつつ遊んでます」と彩奈ちゃん
  • 『Sinfonia! Sinfonia!!!』

    竹達彩奈シンガーソロデビュー曲! 明るく元気なガールズポップだ。「ライブでできたら盛り上がれる曲なんです。月曜日の憂鬱な朝に聴いたら、元気になれるような曲です!」と彩奈ちゃん。初回限定盤1850円、通常盤1350円で発売中。そしてイメージBlu-ray&DVD『あやち~東京→南の島~』は5月16日(水)に3900円から発売予定

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