三ツ星シェフとのコラボも…

エアライン「機内食バトル」最前線

2012.07.05 THU


日本発欧米路線ファーストクラスの、ミシュラン三つ星を獲得した「日本料理 龍吟」の山本征治シェフによる洋食コース。キャビアにフォアグラ、毛ガニ、和牛フィレステーキと、とにかく豪華
夏の洋食メニュー(JAL)
この夏、飛行機で旅する人も多いだろう。長時間のフライトの中で「機内食」は楽しみのひとつ。「機内食ドットコム」の管理人Rikiya氏によれば、現在、航空各社は独自の機内食に力を入れているのだとか。そこで、同氏に各社の特徴的な取り組みについて伺った。

「たとえば、JALは6月からモスフードサービスとコラボして『AIR MOS ライスバーガー』を展開。これまでも吉野家やミスタードーナツなどとコラボして期間限定メニュー『AIRシリーズ』を展開してきましたが、今回はその第5弾。店舗販売している『モスライスバーガー きんぴら』を機内食向けにアレンジし、ボリューム感のある一品に仕上げています。また、九州を拠点とするスターフライヤーは、タリーズコーヒーのオリジナルブレンドを提供。格安航空会社として注目を集めたPeachは、機内食をすべて有料にし、乗客の好みでメニューをチョイスできる“DELI方式”を採用するなど工夫しています。一方、海外に目を向ければ、エールフランスはお国柄を反映し、シャンパンを提供。これ目当てに同社を選ぶ人もいるほど好評です」

このほか、各社が導入している「特別機内食」にも変わり種が。要事前予約だが、「ハネムーンミール」「ベジタリアンミール」「イスラムミール」など顧客ニーズに合わせたメニューがある。見た目も鮮やかな「フルーツミール」は女性客から人気のようだ。

以上、ここまでに紹介したのはいずれもエコノミークラスで食べられるものばかり。だが、ビジネスクラス、ファーストクラスになるとさらに趣向を凝らした“機内食合戦”が繰り広げられているという。

「たとえば、オーストリア航空では『フライング・シェフ』という本物の料理人が機内に常駐し、最終的な盛り付けを行うサービスなんてこともしています」

エアライン各社の熱い“機内食バトル”、今後も期待したいところですね。
(前島そう/PENLIGHT)


  • AIR MOS ライスバーガー(JAL)

    モスの人気商品「モスライスバーガー きんぴら」に、鳥肉のコクとレンコンの食感を加えた機内オリジナル。日本発欧米路線のエコノミークラスなどで食べられる。特製パッケージのポテコもうれしい
  • Peach DELI(Peach)

    日本初、本格的なLCCとして話題のPeach。機内食は、有料でいろいろ選べるDELIスタイルがウリ。特製ピーチデニッシュをはじめ、ペンネパスタやサンドイッチなどがそろう。お得なコンボメニューも
  • 「ピエール・エルメ・パリ」のデザート(ANA)

    ANAと「ピエール・エルメ・パリ」がデザート3種をコラボレーション。日本発欧米線ファーストクラスで振る舞われる。“パティスリー界のピカソ”の名に相応しい芸術的な一皿
  • タリーズコーヒー オリジナルブレンド(スターフライヤー)

    機内食ではないが、タリーズが原料からこだわったオリジナルブレンドコーヒーを提供。重量感のあるボディ、豊かなアロマの甘みが特徴だ。冷める前に飲み切れるよう、あえて小さなカップで

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