世界中で「隠れ親日国」が増加中

サウジ・カタール「親日化」のワケ

2012.07.05 THU


一昨年モスクワで行われた日本文化紹介イベント。「どの国でも日本のコンテンツは高評価。その熱気を体感すると日本を見る目が変わります」(櫻井さん)
画像提供/時事通信社
そろそろ夏休みの予定を考える時期。どうせ海外旅行をするなら、日本人に友好的な国を訪れたいもの。なんでも中東のサウジアラビアは、ここ数年、日本の格闘ゲームが大流行したことで急速に親日化が進んだとか。そんな「日本ブーム」が過熱している国に遊びに行ったら面白いかも…。

「日本のアニメやゲームの影響力は世界的に広がっていますが、それ以外にも日本のコンテンツが流行している国は数多くあります。“モノ作りに真摯”というイメージが根付いている日本のカルチャーは、日本でしか作れないものとして注目の的なんです」

と語るのは、日本のポップカルチャー研究家であり、外務省などの文化外交活動で世界23カ国を訪れた櫻井孝昌さんだ。

「例えば、中南米のブラジルやメキシコでは日本のビジュアル系バンドの人気が高く、“Visual Kei”というジャンル名が浸透しています。ラテン系の国では『ロックは男臭いもの』というのが常識だったんですが、それを塗り替えることに成功したんですね。また、『原宿ファッション』の人気はもはや世界的で、ロリータ・ファッションなどはロシアにも飛び火しています。一方、中東のカタールではジャニーズやハロー!プロジェクトなどのアイドルが大人気で、日本のマニア顔負けの知識を持っているファンとも出会いましたよ」

うーん意外。でも、それってマニア限定の局地的な人気では?

「現在の日本ブームの担い手は10~20代の若者が中心ですが、彼らは実は“第二世代”。そもそも日本のアニメが世界中で大量に放送されはじめたのは70年代のことですが、それを自然と観て育った“第一世代”が親になって、子供に影響を与えているケースが多いんです。もはや一過性のブームとはいえませんね」

僕らが当り前に接してきたカルチャーが、海外でどう受け入れられているのか、自分の目で確かめてみては?
(呉 琢磨)


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