ハリウッドが皮算用する

「リブート映画」ってどんな映画?

2012.07.05 THU

マーべル・コミックにスパイダーマンが初めて登場してから50年、世界興行収入25億ドルをたたき出した大ヒットシリーズ映画が、『アメイジング・スパイダーマン』として新たな設定で“リブート”する。

「数年前から映画でも使用されるようになった〈リブート〉とは、コンピューターのように“再起動”して“白紙からやり直す”こと。新生スパイダーマンは、サム・ライミ監督がトビー・マグワイア主演で映画化したシリーズとは全く異なる視点で、新たな監督とキャストで仕切り直されています」

こう教えてくれたのは米国LA在住の映画コメンテーター、こはたあつこさん。となると気になるのは“リメイク”との違い。その最大の違いは、“リブート”がシリーズ化を前提としていることにある。事実、現在公開中の『アメイジング・スパイダーマン』も2014年5月に続編公開が決定している。

「この不況の時代、ハリウッドの映画会社は冒険をせず、確実に客足を伸ばす方法を考えています。そのため、動員が見込める人気作品を新たなアングルでリブートすれば一番確実。旬の俳優を起用すれば次世代のファンも開拓できるし、シリーズ化することで興行収入を何倍にも増やせます」(こはたさん)

確かに今後リブートが企画されているのは『ロボコップ』や『ハムナプトラ』など多くのファンを獲得している作品ばかり。いずれの作品も監督・キャストが一新されるため、既存ファンの反応が気になるところだが…。

「他の作品よりも期待と不安が大きいという特徴はありますね。ですが、そのぶん公開以前から賛否両論が多数ネットに書き込まれて宣伝になるので、映画会社にとってもおいしい。最近はCGや3D技術の発展が目覚ましく、昔のファンも新鮮な感覚でリブート映画を楽しんでいます」(同)

新生スパイダーマンも3Dで公開中。この夏は大迫力の映像を劇場で体感しよう!
(足立美由紀)


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