鹿児島の『白しま』、埼玉の『雪くま』、山形の『酢だまり氷』…

激ウマかき氷レシピを考えてみた!

2012.07.27 FRI


写真左からヨーグルトに砂糖を追加した『ヨーグルト氷』、赤ワインをかけた『赤ワイン氷』、キムチをふんだんにのせた『キムチ氷』。今回試した中では、比較的食べやすかった創作メニューだ
先日、愛すべき夏の風物詩「かき氷」について友人と話していたところ「熊本の実家ではシロップ→氷→シロップ→氷→シロップって感じで作っていた」との発言が。かき氷って、氷の上からシロップをかけるものだと思っていたけど、その作り方に地域性あり?

「氷→シロップの順番が定番だとは思いますが、たしかにシロップ→氷→シロップの順番でかき氷を作る方はいらっしゃいますね。ただ、顕著な地域性があるという話は聞いたことがありません。まぁ、かき氷の上に練乳や果物をのせた鹿児島の『白くま』やふわふわの食感が特徴の熊谷の『雪くま』など、有名なご当地かき氷レシピはいくつかありますが……」(大手かき氷機レンタルメーカー広報担当者)

この後も、いくつかの氷卸売組合や都道府県観光局などに取材を試みるも、かき氷の作り方の地域性については、明快な回答は得られなかった。ただその一方で、鹿児島の『白くま』や熊谷の『雪くま』をはじめ、伊勢名物の『赤福氷』や甲子園名物の『かちわり』など、全国には数々のご当地レシピが点在していることが判明。なかには、イチゴシロップ味のかき氷に酢醤油をかける珍レシピまであるらしいのだ。

「山形県山辺町の『酢だまり氷』は、かき氷に酢と醤油を半々ぐらいに混ぜた『酢だまり』(酢醤油)をかけたもので、明治末期~大正時代頃には食べられていたそうです。この辺りのかき氷屋さんはこの『酢だまり』をかけたトコロテンを扱う店も多かったのですが、特に暑い時期にはトコロテンにかき氷をかけ、冷たくして食べていたとか。これが『酢だまり氷』の起源と推測されているんですよ。味ですか? イチゴシロップに酢醤油、そのまんまですね(笑)。ひと口、ふた口目は驚くかもしれませんが、三口目からは慣れちゃうもんです」(山辺町商工観光課担当者)

う~ん、斬新! でも、そのアレンジ度の高さこそが、シンプルな『かき氷』の真骨頂なのかも! ならば、と自宅にて創作かき氷にチャレンジ! その結果は以下の通り。(★5つで評価)


【ジュース編】
・某有名乳酸飲料→ウマイがやや酸味が気になる ★★★
・缶コーヒー→わりとウマイ。微糖などより甘めが◎。★★★★
・コーラ→とても薄い。飲み残しっぽい味。★★★
・麦茶→可もなく不可もない。健康にはよさそう。★★★★
・赤ワイン→けっこうウマイ。さっぱり。★★★★★

【調味料編】
・砂糖→普通にウマイ。★★★
・塩→シンプルな分、塩辛さにびっくり。のど渇く。★
・コショウ→たしかにスパイシー。何かが大きく足りない。★
・酢醤油→トコロテン? ダシの味が微妙。★★★
・とんかつソース→甘みが際立ち、意外にもイケる。★★★
・ナンプラー→頭が混乱する味わい。ニオイが気になる。★

【トッピング編】
・ヨーグルト→酸味が強いが、砂糖追加でなかなか美味。★★★★
・プリン→氷とプリンの分離感が否めない。★★★
・なめたけ→見た目に反して、甘みが強くなかなか。★★★
・キーマカレー→ひき肉の風味が際立つ。まずい。★
・キムチ→意外◎。シャキシャキ食感と意外な甘みが印象的。★★★


結果的にわかったのは、かき氷にするとタレやトッピングの味が極端に薄まり、全体として非常に残念な味わいになってしまうということ。お馴染みのかき氷シロップの甘すぎるほどの甘さは、やはり計算された味わいだったのだ。あぁ、お口直しにブルーハワイくださいっ。
(吉原 徹/サグレス)

※この記事は2010年7月に取材・掲載した記事です

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