巨匠リドリー・スコットが放つミステリー

『プロメテウス』が人類の起源に迫る!

2012.08.23 THU


『プロメテウス』 強い女性を描いてきたスコット監督の新たなるミューズを『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のノオミ・ラパスが務める。臨場感を追求した緻密なセットやスタイリッシュな宇宙服も必見!/8月24日(金)TOHOシネマズ日劇他ロードショー 監督/リドリー・スコット キャスト/ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロンほか (C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX 
SF映画の金字塔『エイリアン』『ブレードランナー』を手掛けた、巨匠リドリー・スコットの最新作にして初3D映画『プロメテウス』。人類がどこから来たのか、また誰が何の目的で創造したのかなど<人類の起源>に迫る壮大なエピック・ミステリーだ。

物語の発端となるのは地域も年代も異なる世界中の古代遺跡から発見された共通の星図(スターマップ)。それらを“宇宙からの招待状”だと解釈した科学者のエリザベスは、クルーたちとともに宇宙船プロメテウス号で地球を旅立つ。2年以上の航海の末にたどりついた未知の惑星で、一行は巨大な建造物を発見。調査を開始するが、そこには既存の科学では説明できない不可思議な現象と、想像を絶する“真実”が待ち受けていた…。

本作の見どころは何といっても映像美とその衝撃性。太陽系の位置を映し出す3D ホログラムや巨大な彫像、レーザー光線で建物の立体構造をスキャンする飛行センサーなど、本作で織り成すダイナミックかつ幻想的で斬新なビジュアルはまさにリドリー・スコットの真骨頂。神秘的なムードのなかで描かれる残虐なシーンは観る者をぐいぐいと物語の世界へ誘う。そしてミステリアスな世界に引きこまれた観客は、いつしか科学者チームの一員となって禁断の謎に触れる興奮を体験するのだ。

“プロメテウス”とは人間に火を与えたギリシャ神話に登場する神のこと。一説では人類の創造主とも呼ばれている。だが、火を盗み、人類に文明への足がかりをもたらしたプロメテウスは、全能の神ゼウスの逆鱗に触れ、半永久的に臓物をハゲタカに引き裂かれる罰を課せられる。この神話に着目し、「もし、人類が神々と同等の立場に並ぶ~もしくは凌駕する行為に及んだら…」という深遠なテーマに挑んだのが、この問題作。リドリー・スコットの放つスリルと示唆に富んだ驚愕のビジュアル・ワールドは、3Dで堪能するべし!
(足立美由紀)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト