ここ1年の間に日本人が続々プロデビュー!

職業「プロゲーマー」になるには?

2012.09.12 WED


8月20日15時から、翌朝7時まで行われた「GODSGARDEN#4」の様子。ユニーク視聴者数23万1999人、最大同時視聴者数2万6066人のユーストリームだけでなく、ニコニコ生放送でも配信され、リアルタイムでは21万8876人が視聴し、39万5906件ものコメントがついた
最近、格闘ゲーム人気の高まりに合わせて、プロゲーマーとして活躍するプレイヤーが増えているらしい。

プロゲーマーとは、ゲームを生業にする人たち。調べてみると、昨年4月、海外にも多数のファンを抱える「ウメハラ」こと梅原大吾氏が、ゲーム周辺機器メーカーの米Mad Catz社と契約。それ以降、この1年の間に、東大出身の人気プレイヤー「ときど」(昨年11月)、今年に入ってからは「sako」「マゴ」「RF」「ももち」「チョコ」などなど、格ゲーファンにはおなじみのプレイヤーが続々プロデビューを飾っているようだ。でも、本当にゲームでお金が稼げるのだろうか?

ということで、人気“格ゲー”イベント『GODSGARDEN』を主宰する、放送作家の稲葉央明さんに聞いてみた。そもそも、プロゲーマーはどんな形で収入を得ているんですか?

「スポンサーとの契約により様々ですが、現状で一般的なのは、大会への遠征費など、諸経費が支給されるケース。優勝すれば賞金が出ますし、スポンサーからボーナスが出ることもあります。ゲーム一本で食べていくのはなかなか難しい状況ですが、一部のトッププレイヤーは年俸に加えて、大きな大会に出場するとギャラが支払われるため、十分に生活できているようです」

なるほど。プロスポーツと同様、腕一本で勝負する厳しい世界ながら、ゲームだけで食べていける可能性もあるんですね。8月に開催された『GODSGARDEN#4』は、プロゲーマーが多数参加したこともあり、ユーストリーム配信の合計視聴者数が65万3830人に上ったとのこと。すごい人気で広告効果もありそうですが、どんなプレイヤーに、どんなスポンサーがつくんですか?

「現状では大会で目立つプレイヤーに、海外の周辺機器メーカーが声をかけるケースが多いですね。人気プレイヤーの配信番組が1万を超える視聴者を集めることもあるし、ニコニコ動画では格ゲーのプレイ動画で、コンスタントに数万再生をたたき出す『せんとす』氏のような人気者もいます。そこに広告効果があると考える企業もあると思いますが、日本ではゲームの著作権者に無断でプレイ動画をネット配信するのは法律的な問題もあり、一般企業がスポンサーにつくのは難しい状況も。このあたりがクリアになれば、プレイ技術だけでなく、よりキャラクターの立った、エンターテインメント性のあるプレイヤーがプロになることもあり得るかもしれませんね」

いまやゲームは自分でプレイして楽しむだけのものでなく、人のプレイを見ることも大きな娯楽になっている時代。多くのゲームファンに感動を与えているプレイヤーたちに、ちゃんとお金が回る仕組みができればいいですね。
(橋川良寛/blueprint)

※この記事は2011年10月に取材・掲載した記事です

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