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思い通りに取れないトイカメラ

2012.10.15 MON


レンズは35mmフィルム換算で38mm・F値4.0。フラッシュは付いていないがISO感度は100と800が用意されている。被写体に3cmまで寄れるマクロモードあり。JPEGのほか、まるで8mmフィルムのような音声付きムービー(AVI)も撮れる。MicroSDHCカード16GBまで対応。 ※画像をクリックすると、撮影サンプルに移動します※ 撮影/熊林組
デジカメも安くなったものですよね。1200万画素が実売1万円以下ですってよ。かたや筆者は、総支出30万円はいきそうなレンズ交換式カメラを買おうか買うまいか、ここ半年ほどずーっと悩んでいたり。

ひとくちにデジカメといっても、実に多様。ただ、カメラの価格によって、ある程度写りの良し悪しが決まるという「相場」があるのは事実です。

しかし、そんな相場を完全に無視したデジカメがここに。それが、見た目110フィルムのカートリッジみたいな形をした「DIGITAL HARINEZUMI2」です。

このカメラ、1万5750円という値段の割には、300万画素しかありません。「最高とは言い難いCMOSセンサー搭載」(パンフレットより)。レンズも生産時期によって異なるため、品質や写りが違うのは当然。

今どきケータイカメラの方がよっぽど高性能、高機能です。

でもこのDIGITAL HARINEZUMI2は、写真写りのバラツキ上等なところこそがウリなのです。実際、カメラ片手に町をスナップして歩き回ると、ファインダーがないのでどこからどこまで写真に写るかわからないわ、写真もピンぼけするわ、色は偏るわ、絵がぐにゃりと曲がるわで、思い通りに撮れたショットがございません。

しかし、どこかロモやホルガのようなトイカメラに通じるローファイ感で、見る人が見れば──例えば文化系女子が見れば──「味がある」と褒めてくれそうな仕上がり。

そう、このデジカメは普段のなにげない日常を、なんとなくアートっぽくしてくれるカメラ。良いカメラを持っているのに、どうも撮影がうまくいかない。思い通りの絵が撮れない。そんな人は開き直ってアート系カメラに「逃げる」のもアリでは? それは自分か!
(熊山准)

※この記事は2010年01月に取材・掲載した記事です

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