なぜ方南町に?

住宅街に突如現れたオバケ屋敷の謎

2012.08.28 TUE


9月中をメドに、あまりに怖すぎるため通常開催はしていない「激ヤバコース」の実施も計画中とのこと。こう、ご期待!(※写真は、忘れられた家のコースの一部です)
東京・丸の内線の支線終着駅「方南町」。この駅から徒歩5分ほどの商店街のはずれに、8月、突如オバケ屋敷が現れ(しかも、墓地の向かい!)、ひそかに話題を呼んでいるという。気になったので情報を得ようとブログを覗いてみるも、『忘れられた家』というコンセプト以外、いまいち詳細が見えない。一体、どんなオバケ屋敷なのか? なぜ、人が集まりそうな新宿や渋谷などではなく方南町なのか? 

真相を探るべく、さっそく現地を訪れてみると、オバケ“屋敷”という名はついているものの、建物はいたって普通のマンション。受付で話を聞くと、2階建てマンションの1階ひと部屋と2階のふた部屋を借りて営業していて、コースによって内容が変わるとのこと。

現在のコースは、ノーマルコース、カップルコース、低年齢コースの全部で3つ。この手のアトラクションはあまり得意じゃないのですが、頑張って全部のコースに入ってみたところ……結論からいうと、ガチで怖いです。普通の家なのが余計に、怖さ倍増。カップルコースとか、怖がりの女子と行ったら、かなり盛り上がるんじゃないでしょうか。

体験を終えた後で、このオバケ屋敷をプロデュースし“ホラープランナー”を務めるオバケンさんに話を聞いてみました。一体、どういうキッカケで始めたのでしょうか?

「映像製作が本業なんですが、会社が方南町にあるので、社長が『何かこの街で面白い店をやらないか』と。で、『研究所』という名目で、具体的に何をやるかも決まらないまま物件を探したんですが、実際に何をやろうか決めるとき、どうせなら方南町にないものをと思って、オバケ屋敷を思いついたんです」

そうして、オバケンさんを中心に、普段はCMやPV制作などを手がけるスタッフたちが、本業の合間を縫って、外装から内装、仕掛けや音響にいたるまで、すべてを手作りで完成させたという。

現在のコンセプト『忘れられた家』は、「1993年くらいから行方が分からなくなっている“酒井家”が住んでいた家」という設定。なかに入ると奥には和室があり、オバケンさん自身も「さすがに深夜1時とか2時に、ひとりで作業してるときは、結構コワかったですね」とのこと。よくホラー映画などで用いられがちな“洋室”や“病院”にしなかったところも、恐怖心があおられてしまう一因かもしれない。

今はまだ地域住民にオバケ屋敷として認知してもらえていないことも含め、課題だらけだというが、今後はどういう展開を考えているのだろうか?

「オバケ屋敷は、年に数回コンセプトを変えて継続的に営業していきます。近々開催される方南町のエイサー祭り、そしてハロウィン、クリスマスなどにも人を呼べる仕掛けをしつつ、この商店街を盛り上げていきたい。フルで力を出し切って、ほかのオバケ屋敷に負けないように頑張っていきます!」

目指すは、方南町発の一大ムーブメント。まずはアナタも行ってみては?
(青柳直弥/清談社) 

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