東京メトロ、都営地下鉄、大阪市営地下鉄が導入

地下鉄内ネット電波網はいつ完成?

2012.09.06 THU


WiMAXは、ホームの両端に設置したアンテナからトンネル内に電波を照射する仕組み。トンネル内にケーブルを設置する従来の整備に比べ低コスト
イラスト/香取亜美(GOKU)
今年3月より、首都圏の地下鉄の一部区間で、走行中の車内でもネット利用が可能になった。これはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルおよびイー・アクセスの4社が、東京メトロ、都営地下鉄と共同でサービスを開始したもの。現在、丸ノ内線の茗荷谷駅~淡路町駅間、日比谷線の日比谷駅~中目黒駅間、千代田線の綾瀬駅~湯島駅間、南北線の後楽園駅~赤羽岩淵駅間と、都営新宿線の新宿駅~九段下駅間などで通信が可能だ。首都圏以外でも大阪市営地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅~本町駅間など、各地で地下鉄の通信環境が整備されている。

スマホの普及が進む今、通勤時にネットを使いたいという人は多い。地下鉄全線で使えるようになれば、外回りの多い営業マンなどは助かるだろう。東京メトロによると、年内には全線で利用可能になるよう準備中だという。都営地下鉄も、一部を除き全線で年内のサービス開始を目指すとのことだ。

また鉄道各社の動きとは別に 、通信事業者も地下鉄内の通信環境整備に乗り出している。UQコミュニケーションズの高速モバイルインターネット通信WiMAXは、7月より都営三田線の全駅、トンネル内でも利用可能になった。全24駅での通信対応区間は約22.5kmとなり、都内の地下鉄としては最長だという。

「トンネル内に通信エリアを拡大することで、通勤時のメールチェックや動画閲覧が快適に行えるようになりました。事故や災害など、非常時の情報収集手段としても活用すべく、各路線と連携しながら今後もエリア拡大を進めていきます」(UQコミュニケーションズ広報・泉修二さん)

ただ、各鉄道会社および携帯電話会社とも、車内での通話や優先席付近での機器利用を控えるよう、従来通りマナーの呼びかけに努めている。便利さの恩恵を受ける分、モラルも忘れないようにしたいところだ。
(池田香織/verb)


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