いつも身近においておきたい

遺骨をダイヤに? 手元供養が人気

2012.09.06 THU


小ぶりな骨壺やアクセサリーなど、場所を取らないものがほとんど。そのため、家が狭くて仏壇が置けないという人にも人気があるそうだ
画像提供/現代供養.com
大切な人の遺骨を身近に置き、いつでも好きな時に故人を偲ぶ。そんな新しい供養の方法「手元供養」が注目されている。

「たとえば実家が遠方にあると、親が亡くなって地元のお墓に埋葬してもなかなかお参りに行けません。また、何らかの事情があって先祖代々のお墓に亡くなった両親などを埋葬したくない人もいる。ならば、そういう人たちのために、手元に遺骨を置いて供養するスタイルがあってもいいはず。そう思って手元供養を提唱しています」

こう話してくれたのは、13年前から手元供養を提唱してきたというNPO法人手元供養協会関東事務局の野澤司さん。では、具体的に手元供養にはどんな方法が?

「遺骨をプレートやストーンなどに加工する加工型と、そのまま小さな骨壺などに入れる納骨型の2タイプがあります。いずれも遺骨の一部を使うので、納骨や散骨の残りを利用できる。なので、お墓との併用が可能なのも手元供養の良さのひとつです」(野澤さん)

最近では、加工型・納骨型ともに様々なデザインのものが登場している。手元供養関係のアイテムの製造・販売を手掛ける「現代供養.com」の担当者は言う。

「加工型の中には、遺骨に含まれる炭素を抽出して人工的にダイヤモンドに加工したものもあります。遺灰を入れられるペンダントやブレスレットといった装飾品は、人気が高いですね。また、小さなガラス製の骨壺もよく売れています」

実際に問い合わせが多いのは、30~40代だという。

「お子さんなどを突然亡くされた方が喪失感を少しでも和らげるため、身近に置いておきたいと思うようです。また、ペットを亡くした方からの問い合わせも多いですよ」(「現代供養.com」担当者)

近年、散骨や樹木葬など、葬送の方法が多様化している。今後、“供養”の方法もさらに選択肢が増えていくのかもしれない。
(鼠入昌史/Office Ti+)


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