専用端末も続々リリース!

電子書籍の最新事情!

2012.12.03 MON


12月10日発売の『BookLive!Reader Lideo』は、国内最大級の蔵書数が特長
『Kindle』の日本ストアオープンなど、なにかと話題の電子書籍。これまであまり注目していなかった人たちの中にも、その可能性をあらためて意識した人もいるのでは? 専用の端末も各社から続々とリリースされていますが、スマホやタブレットで「電子書籍リーダーアプリ」を使うのではなく、電子書籍専用端末を使うことには、なにかメリットがあるのでしょうか? デジタルグッズに詳しいライターの山下達也さんに聞きました。

「専用端末を利用するメリットは、各社の先進機能をいち早く利用できること。新機能は、最初に専用端末へ導入し、その後に電子書籍リーダーアプリへ…というスタイルが各社とも多くなっています。他にも、たとえばiOSでリーダーアプリを利用しても、アプリから直接電子書籍を買うことはできず、本気で電子書籍を楽しみたいと思っている人はイライラしてしまうかも。端末自体がそれほど高価ではないので 、とにかく快適に読書を楽しみたい人には、専用端末がオススメです」

なるほど! 専用端末には読書に特化した機能が充実しているわけですね。では、現在の電子書籍の注目ドコロと特長を教えてください!

「日本ストアのオープンで話題の『Kindle』は、Amazonユーザーであれば、アカウント取得が不要。普段からAmazonを利用しているユーザーには、使いやすいと思います。専用端末の『Kindle Paperwhite』には、本をフォルダに収納する感覚でまとめる機能があって、整理しやすいのも特長的。次に楽天の『kobo』。こちらは“低価格”が最大の特長ですが、残念ながらストアのラインナップ と宣伝文句に誤解を招く表現があり、スタートでつまずいた印象があります。11月、12月に新モデルが導入されたので、それを足掛かりにどこまで巻き返せるのかに注目です。ハードウェアの品質がさすがなのは、ソニーの『Reader』。安っぽさがなく、書籍の全文検索や手引き、マーキングなどの機能も完備しています。普段から、ただ読むだけでなく、書き込みをしたり、付箋を貼ったりするなど、本の情報を有効に活用している人には、オススメです。最後に『BookLive!』。こちらは12月に発売される専用端末『Lideo』のWiMAX対応が素晴らしい。通信速度は、3Gと比べて格段に速く、マンガのような重いコンテンツでも気軽にダウンロードできるうえ、通信料は不要。端末ごとに固有のIDを持っているので 、前述の『Kindle』同様、アカウント設定が必要なく、買ってすぐに使い始められるのも魅力です 」

うーん、特長は各社各様。自分なりの使い方にしっくりくるモノを探していく必要がありそうですね。他にも知っておいた方がいい判断ポイントはありますか?

「出先で気軽に本を購入したいという人は、通信機能内蔵の有無や、通信方法についての確認は必須です。手持ちのスマートフォンがテザリング対応かどうかも含めて考慮するといいでしょう。また、読書スタイルに合わせて、ディスプレイにも注目してほしいところ。電子書籍のディスプレイには、“液晶”と“電子ペーパー”があります。“液晶”はあらゆるコンテンツを美しく表示できるのが特長で、写真集などを見ることが多い人には適していますが、2時間を超える長時間の読書には向きません。目が疲れるし、バッテリーも長くは持たないためです。対して“電子ペーパー”は目が疲れにくく、バッテリーも長持ちして、なおかつ本体も軽くなる。活字コンテンツを中心に長時間読書をするという人には、“電子ペーパー”がいいでしょう」

多様な端末やサービスが登場し、盛り上がりを見せる電子書籍ですが、山下さんいわ く「それでも日本の電子書籍ストアは、まだまだ品ぞろえが少ないのが現状」なのだとか。

「米国の電子書籍ストアの品ぞろえは、約100万冊に及びます。日本でも、まずは各ストアが10万冊突破を急いでほしいところです」

こうした国内状況のなかにあって、健闘が光るのは、前述の『BookLive!Reader Lideo』 。BookLive!では、約9万5000冊が購入可能。この品ぞろ えは、国内最大級なのだとか。ストアの使い勝手や専用端末のスペックも重要ですが、読みたい本が売っていなければ話になりません。こうした“品ぞろえ”こそ、デジタル読書体験を充実させるカギといえるかもしれません。

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