芝刈り機より環境に優しく、人を雇うよりコスト安

米空港 雑草対策にヤギを「採用」

2012.12.05 WED


写真はあくまでイメージですが、こんな感じでヤギの従業員が芝生のお手入れに励むわけですね クタ / PIXTA(ピクスタ)
シカゴのオヘア国際空港が、傾斜がきつい斜面など、芝刈り機が入りにくい場所の芝の手入れと雑草対策として、約30頭のヤギを「採用」するという、試験的なプログラムを立ち上げました。

ヤギ採用の理由として空港側は、(1)機械と違って排気がないため環境に優しい、(2)人間を雇うよりコストが安い、(3)除草剤が不要になる、(4)糞が自然の肥料となる、など様々な利点を挙げています。しかもヤギは人間と違って、休みを要求したり、給料を上げろと文句を言ったりしませんから。

実はヤギを芝生の手入れに利用するというアイデアは、新しいものではありません。アトランタ空港もこのほどヤギを採用、サンフランシスコ空港はもう何年も前からヤギに頼っています。

また 、ヤギを利用しているのは空港に限らないとか。自治体や企業、個人でも、除草剤の利用を減らし、機械による騒音や公害を減らすために、ヤギを採用するところが増えているそうです。たとえばGoogleとYahoo!は、カリフォルニア本社の敷地管理にヤギを利用しているといいます。

ヤギは性質が穏やかなうえに飼育しやすいため、その人気は高まっています。ちなみに1匹のヤギが1日に食べる草の量は5~8ポンド(2.3~3.6キロ)だとか。

日々新たな技術が開発される一方で、こうしたアナログな方法が見直されることも意外に多いものです。
(西山 昇)

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