ネット界の“旬”なニュースをお届け!

乙武さん 差別について問題提起

2012.12.14 FRI

噂のネット事件簿


乙武さんのツイッターには、52万フォロワー以上。アイコンもクリスマス仕様 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
12月10日に夕刊アメーバニュースに掲載された「だるまの目入れは差別か 選挙事務所からだるま撤去も」という記事をきっかけに、“差別”に関する議論が起こっている。

同記事は、選挙の際に当選者が行う“だるまの目入れ”に対し、視覚障害者団体から「『両目があって完全』という偏見意識を育てることにつながりかねない」という指摘がされていることを紹介し、選挙事務所にだるまを置くこと自体を控える候補者が増えてきていることを報じているもの。

この記事を共有するツイートが、12月12日18時現在、約2700回に及んでいるが、これだけ多く拡散されるきっかけとなったのは、『五体不満足』の著者として知られる乙武洋匡さんがツイッターで同記事を取り上げたことにある。

乙武さんは、記事を読んで感じたことについて、

「この記事を読んだ多くの方々の感想は、『考えすぎ』『そんな意図はないはず』。たしかに、だるまに目を入れるという風習が差別や偏見に当たってしまうというのなら、世の中の多くのことがグレーゾーンになる。最近では、『ブラインドタッチ』『目が節穴』という言葉さえ使ってはならないのだとか」

「『いやだ』という人に、『そんなの気にしすぎだ』と言うのはかんたん。でも、彼らがなぜ『いやだ』と感じてしまうのか、そこに気持ちを寄り添わせる視点は忘れずにいたい。そして、幼少期に『障害がある』という理由でつらい思いをする人々が少しでも減るように、僕自身、尽力していきたい」

など、全部で11件の連続ツイートで、自身が障害を持っている立場であることやそれについての考えも明かしたうえで持論を展開した。

乙武さんは、ツイッターのまとめサイト「togetter」で、自ら「だるまの目入れは差別か?」という見出しで全ツイートのまとめも作成。

閲覧したユーザーからは、

「だるまの目入れが差別か?というお話。いつもながら乙武さんのお話は説得力があり、考えるきっかけを与えてくれる」
「『だるまの眼を入れるごときで差別に至るとか、考えすぎだ』って、安易に批判してしまいそうな自分がいます。そこに至る背景をきちんと考えないと、差別の問題や表現の自由の問題は、前に進めないでしょうね」
「視覚障害者は、ダルマの目入れをやめさせるより、点字ブロック、音の鳴る信号機、盲導犬の拡大の方こそ望んでるんじゃないかしらね」
「差別的意図が無いところに、無理矢理差別を作るなよ」

など、様々な意見が書き込まれている。

これまでに「togetter」上で59個のまとめを作成するなど、ツイッターを活用して自身の声を積極的に拡散してきた乙武さん。今回のまとめも、12万回以上閲覧されるなど(12月13日16時時点)、大きな注目を集めている。

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト