アルバム作りにおける「面倒」を大幅に軽減!

「良い写真」自動選出サービス登場

2012.12.21 FRI


何百枚にも上る写真データのなかから良い写真を選ぼうとすると、その手間だけでアルバム作りを断念してしまう人もいるはず 写真提供/富士フイルム
デジカメの普及により、今や写真は“データ”で保存する時代。とはいえ、思い出をプリントして“カタチ”に残したいと思う人も多いだろう。実際、写真データを印刷・製本し、アルバムやフォトブックにしてくれるサービスは多数ある。

しかし、こうした作業は意外と手間がかかるもの。特に、写真のチョイスやレイアウト決めは、大事な思い出だからこそ迷ってしまいがち。デジタル化で気軽にたくさん撮影できるようになった分、枚数が増え過ぎて、選び出すのが大変になってしまったのだ。

そんなユーザーの悩みを解消すべく開発されたのが、富士フイルムの画像解析技術を活用したソフトウェア「イメージオーガナイザー」。大量の写真データの中から「良い写真」を自動的に選び出し、さらにフォトブックのページごとに最適な写真レイアウトを“提案”してくれるという優れモノだ。面倒くさがり屋には至れり尽くせりのサービスだが、一体どんな仕組みになっているのか?

「データを取り込むと、まずフォトブックのページ数に合わせて写真をグループ分けします。分け方の基準になるのは撮影日時。長期間にわたる写真はもちろん、結婚式など2~3時間以内にまとめて撮った写真でも、時間の流れに沿って“シチュエーションの似た写真群”に分けられるので、それらをグループ化し、ページごとの“候補写真群”を作るんです」(富士フイルムイメージングシステムズ担当者)

このグループ分けが第一ステップで、その後、各写真群から1ページにつき4~5枚、フォトブックに載せる「良い写真」を自動選出する。では一体何を基準に「良い写真」を選ぶのかというと、ポイントになるのは写真に写る顔の数や大きさ。「アルバムに関する長年のユーザー調査や傾向を分析すると、たくさん顔が写っている写真や大きく顔を捉えている写真が好まれているという結果になった」(同)とのことで、これを最優先し、さらにピントや明るさなどの7項目で写真を点数化しながら候補を自動で選ぶ。さらに、評価点の高い写真はレイアウトを大きくするなど、フォトブックの“演出”にも一役買ってくれる。

「とはいえ、この機能はあくまでフォトブックの“叩き台”を作るイメージで、ユーザーの好みで写真を入れ替えたり、載せる写真の大きさや配置を変更したりというカスタマイズはもちろん可能です。フォトブックのいわば“骨組み作り”を自動化にすることで、作成にかかる時間を大幅に短縮しました」(同)

当然のことながら、写真の良し悪しは人によって判断基準が異なる。機械が完璧に判断するのは難しい。加えて、フォトブックには「手作り感」も欠かせない。「イメージオーガナイザー」は、そうしたアナログ感も踏まえたうえでのサポート機能ということだ。

ちなみに、富士フイルムの「フォトブック」は、ハードカバー(16P)2900円~、リングタイプ(20P)1500円~で、金額は店舗により若干異なる。インターネットでも「イメージオーガナイザー」を使って作成できるので、「面倒くさい」を理由にフォトブック作りを敬遠していた人は、試しに使ってみてはいかがだろうか。
(有井太郎)

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