チョコの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に注目

「チョコ彫刻」の超絶技巧

2013.02.07 THU


植崎義明さん 「ワールド チョコレート マスターズ 2011」に出場した際の作品。「カカオ~ケツァルコアトルからの贈り物~」というテーマに苦労したそう。ケツァルコアトルとはアステカ神話の神のこと
バレンタインを目前に控え、パリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が日本各地で順次開催中。会場には美しいチョコレート彫刻の作品も展示され、話題になっている。本当にチョコレートなのか…と思わず疑いたくなるような精巧なオブジェは、いったいどうやって作られているのだろう?

ショコラティエの世界コンクール「ワールド チョコレート マスターズ2011」で準優勝を果たした植崎義明さんに聞いてみた。

「溶かしたチョコレートを型に流し込んで固める、水飴を加えて粘土状にしたものを手で成型する、カッターなど工作道具を使って細工する…など、デザインに応じて様々な方法を組み合わせて作ります。パーツをつなげるときは、溶かしたチョコレートが接着剤代わりですね」

デザインのセンスもさることながら、チョコレートの特徴を知り尽くしていないと、美しい成形はできないそうだ。その点、真面目な研究家タイプが多く、繊細な細工を得意とする日本人は、いつも世界大会の上位に食い込んでいるという。今秋に開催される「マスターズ」でも、日本代表の活躍が期待できるかもしれない。

また植崎さんによると、ショコラティエだけでなく、日本産の“素材”も、海外で注目を集めているとか。パリのサロン・デュ・ショコラでも、日本酒や醤油、味噌などの和素材を使った変わり種チョコレートが出品され、本場の人々を魅了している。

ちなみに、そんな日本人にオススメのチョコレートとは?

「産地限定のカカオ豆を使ったカレボーのミルクチョコレート アリバがオススメですね。クセがなく、日本人向けといえるでしょう」

このチョコレートは、植崎さんがパティシエを務める「パティスリーKOSAI」では、ボンボンショコラ(8個入り)に使用されているとのこと。バレンタインデーに、彼女におねだりしてみては?
(西田友紀/blueprint)


  • 藤田浩司さん

    藤田浩司さんが「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ2008」に出場した際の作品。チームとしては準優勝、チョコレートショーピース部門で優勝を果たした
  • 鍋田幸宏さん

    2008年、「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の予選で鍋田幸宏さんが制作した作品。日本の女性をイメージして作られたそうで、細やかなかんざしも再現されている
  • 小野林範さん

    「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ2012」に出場した際にチームで優勝した作品。大会テーマは「ホロスコープ(星占い)」。チョコレートショーピース部門でも、個人優勝した 

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