閉塞感漂う日本から脱出せよ!?

加速するアジア移住は○○が人気

2013.02.07 THU


マレーシア第2の都市ジョホール・バルの風景。大規模な開発計画も進み、日本人も数多く訪れている 『週刊東洋経済』 毎週月曜発行 定価690円(税込) 現在発売中の特集は「海外移住&投資」
海外を目指す日本人がどんどん増えている。「海外在留邦人数調査統計」(外務省)によれば、海外に在留している日本人は2011年10月時点で118万人。前年比3.4%増で、伸び率は拡大している。特に増え方が大きいのがアジアだ。

「とにかく自分を成長させ、30代以降の可能性を広げたい。そう思って海外で働くことを決めた」と語るのは、シンガポール在住歴3年半の松原睦さん(29歳)。

大学を卒業後、日本のアパレル企業に就職。入社1年後に副店長を任されるなど、会社での期待は高かった。だが、「可能性を広げたい」という思いから、3年半勤めた後に退社し、シンガポールへ飛んだ。

シンガポールは、成長著しいASEAN5カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン)の中心に位置し、情報もビジネスも集まってくる。そこに身を置いて働く日々は常に刺激的だ。

「自分の意思で海外へ踏み出してみると、想像している以上に、世界は可能性にあふれていることがわかる」(松原さん)。

「働くため」のほか、「子どもの教育のため」にアジアを目指す子育て世代も増えている。昨年9月、マレーシア第2の都市ジョホール・バルに、英王室キャサリン妃も学んだ名門校マルボロカレッジのマレーシア校が開校した。英語はもちろん中国語も学べ、日英中3カ国語を習得できる。年間学費は日本にあるインターナショナルスクールと同じか安いぐらいだという。

こうした魅力に惹かれて、同校を目指す子育て世代が増えているのだ。マレーシアは、ロングステイ(長期滞在)希望国ランキングでも6年連続1位。生活コストが日本の約3分の1と安いうえ、気候が穏やかで親日的なお国柄も人気に影響している。

閉塞感漂う日本を脱出して、海外を目指す動きは、今後ますます加速していくだろう。
(福田 淳/『週刊東洋経済』)


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