モンハンだけだと思ったら大間違い!

“狩りゲー”が増えている理由とは

2013.03.07 THU


『ソウル・サクリファイス』のプレイ画面。12月に配信された体験版も、PS Vitaの体験版DL数の記録を塗り替えるなど、大きな注目を集めていた
ここ数年、アクションゲームの世界で“マルチハンティングアクションゲーム”(=狩りゲー)が人気を呼んでいる。ひとりで遊べるのはもちろん、友だちと“対戦”できたり“協力プレイ”を楽しめたりするのが特徴だ。その原点となったのが、累計2200万本の販売を誇るカプコンの『モンスターハンター』(モンハン)シリーズ。

「もともと時間のある学生には『長く遊べるゲーム』への潜在的なニーズがあったんです。モンハンは繰り返し遊べる“やり込み要素”が多かったので、そこが受けたといえます」

と語るのは、ゲームライターの田下広夢さん。しかしそんな優良タイトルは他にもたくさんあるし、それでも早晩飽きられてしまうもの。モンハンが長く支持され続けている秘密は、“協力プレイ”の楽しさにあるという。

「顔が見えないオンラインではなく、みんなで携帯ゲーム機を持ち寄り、ワイワイ協力して強大なモンスターを倒す。このプレイスタイルに多くの中高生がハマったんです。こうしてモンハンは携帯ゲーム時代の象徴的存在として大ヒットしました」

さて、そんな “狩りゲー”に、この春新たなタイトルが加わった。PlayStation Vitaで発売中の『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)だ。プレイヤーは「魔法使い」として魔物を狩っていく。シングルプレイでやり込むもよし、マルチプレイで友だちと“共闘”するもよし。多彩な遊び方が備えられている新感覚の狩りゲーだ。

バトルシステムもユニークで、敵を倒した際には、魂を“生贄”にして攻撃力を高めるか、“救済”して自分の防御力などを高めるかを選ぶことができる。さらに深手を負った他のプレイヤーに対しても、同様の選択を迫られる。“助けてやる”か、“(チームの生き残りのためには必要な犠牲として)見捨てる”か? なんともリアルで斬新なシステムだ。選んだ結果次第で戦局が大きく変わることもザラで、ことマルチプレイでは戦略の多彩さにつながっている。

「最大4人で遊べ、『自分は回復魔法を持っていくね』とか『後ろから援護しよう』とか、時には『犠牲になってくれ!』とか、役割を決めて戦術を駆使するのが非常に楽しいゲームです。やり込んで強力な魔法を覚えたり、お気に入りの魔法を強化したりすることでプレイヤーごとに個性も出てきます。長くやるほど深みが出ますよ」

田下さんも太鼓判を押す今注目の一作。もしまだハンティングゲームを体験したことがないなら、ぜひ一度トライしてみてほしい。

『ソウル・サクリファイス』以外にも、4月に体験版が配信され、この夏に発売予定の『討鬼伝』や、年内発売予定の『GOD EATER 2』など、注目の狩りゲーは続々控えている。「ゲームはひとりでやるもの」「友だちと競い合うもの」といったこれまでのイメージが、がらっと変わるかもしれない。
(吉々是良)

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