気になる“あのコ”のシゴトーク/120

福田沙紀「どんなお仕事でも!」

2013.04.26 FRI


撮影:堀清英
2010年に75歳でその生涯を閉じるまで、小説家、劇作家として数々の名作を世に送り出した井上ひさし氏。自身の劇団こまつ座では次々と斬新な新作を発表した。しかし意外なことに、処女作として知られる「うかうか三十、ちょろちょろ四十」は、こまつ座では上演されていないというのだ。

「台本を読んで、すごく面白いと感じました。幻のデビュー作とは聞いていたんですけど、はじめての作品でこれだけ面白いのかと驚きましたね」

今年5月、晴れてこまつ座によって上演が決まった同作に、ヒロインとして出演する福田沙紀ちゃん。大役だ。さぞやプレッシャーに感じているのかと思いきや…。

「誰が書いたから、といったことはあまり気にしないですが、作品自体がとても面白いので、今からすごく楽しみです。ただ、セリフが多いうえ、東北弁で“なまって”話さなきゃいけないので、その点では少し緊張してます!」

“東北なまり”で演じられる本作は、藤井 隆演じる“とのさま”が、沙紀ちゃん演じる“ちか”に一目惚れをすることから始まる、「悪夢のような20年」を描く。

「ふたりの掛け合いがすごく楽しくて、ブラックユーモアあふれる作品ではあるんですけど、心がほっこりしちゃうんですよね。すんなりストーリーに入っていけると思いますし、耳に残るセリフも多いので、ぜひ観に来てほしいです。やっぱり生で舞台を観ていただくと、すごく伝わってくるものがあると思うので」

演じる側としても、舞台の“ライブ感”が楽しいと語る沙紀ちゃん。

「おかげさまで、舞台とかいろんなお仕事をやらせていただいてるんですけど、基本的にどんなお仕事も声をかけていただいたものは全てチャレンジしています。『いいな』と思って受けるものって、結局自分の得意な分野だったりするので自らハードルを下げている気がして。人が作ってくれたハードルなら、やりがいもありますし」

「つらいことが大好き」なんだとか。のめり込んでしまうため、ついプライベートにも影響が出てしまうらしい。

「家族と一緒にいるときが一番リラックスできるんですが、故郷の熊本弁のほかに、最近は東北弁が混ざってしまいそうで(笑)」
(吉州正行)

  • 福田沙紀

    1990年熊本県生まれ。2004年第10回全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞し芸能界デビュー。07年ドラマ『ライフ』出演で女優として注目を集める。現在はテレビ、CM、映画、舞台など幅広く活躍。ちなみに時間があると、アクセサリーやアートなど、自分で作るのだとか。「最近作ったのは、コラージュっぽい作品にいろんなふちどりをしたもの。実用品ではなくて、自分の部屋に飾るために作ったんです」と沙紀ちゃん
  • 「うかうか三十、ちょろちょろ四十」

    井上ひさしが24歳で書き上げた彼の作家人生の原点である幻のデビュー作が、こまつ座の第九十九回公演としてついに上演される。井上戯曲のエッセンスを耳に心地よい東北弁で包みこんだ、ブラックユーモアあふれる作品。「温かみにあふれた作品です。素直に楽しんでもらえると思います」と沙紀ちゃん。5月8日(水)~6月2日(日)、新宿南口・紀伊國屋サザンシアターで上演!問い合わせ・チケット注文はこまつ座(03-3862-5941)まで

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