全米大ヒット作やお宝モノが続々公開

5月は多彩な“ホラー映画祭り”!

2013.05.01 WED


『死霊のはらわた』 初登場となった4月5~7日の北米映画興行収入ランキングでは2600万ドル(約25億円)を記録してトップ! 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
5月にホラー映画の公開ラッシュが起きている。この時期に集中しているのはなぜなのか? 公開作品を紹介しつつ理由を探っていこう。

まず先陣をきって5月3日に公開されるのは『死霊のはらわた』。元ネタはサム・ライミ監督が1981年に手掛けた同タイトルで、世界中を震撼させたスプラッター・ムービーのリメイク版だ。サム・ライミはこの2013年度版ではプロデューサーとして参加している。

同じくサム・ライミ製作のオカルト系ホラー『ポゼッション』(5月25日公開)は、04年にオークションサイトeBayに出品された“呪いの箱”を巡る物語だ。ユダヤ民話で語られる邪悪な存在〈ディビューク〉が封印されたアンティークの木箱。その箱の所有者には災厄が降りかかるという衝撃の実話をベースに、箱に魅入られた少女に起きた超常現象を活写する。

実はアメリカでホラー映画の旬はハロウィンシーズン。その10月に全米公開されNo.1ヒットを記録した猟奇殺人系ホラー『フッテージ』(5月11日公開)もいよいよ日本上陸。一家首つり殺人事件の舞台となった屋敷の屋根裏部屋で、野心に燃えた作家が見つけたある8mmフィルム。フッテージ(=映像素材)と呼ばれる8mmの短編フィルムが映し出す、様々な方法で殺された複数の家族の惨殺現場と不気味な仮面の男がもたらす運命は? 〈ホラー〉と〈謎解き〉の両軸で楽しんでほしい。

この他にも、大人を襲う子どもたちの殺戮を描き、ラストの後味の悪さにゾっとするスパニッシュホラーのリメイク『ザ・チャイルド』、インターネットに潜む肉仮面の殺人鬼が引き起こす悪夢を描いたスラッシャー(=切り裂き魔)・ムービー『スマイリー』、謎の海洋生物が無差別に人間を串刺しにするモンスターパニック『シー・トレマーズ』、J(=ジャパニーズ)ホラー『クロユリ団地』、怪奇ホラーアニメ『燃える仏像人間』など、様々なジャンルのホラーがこの5月にずらりそろい踏み。

集中した理由は、“本来ホラー映画のメインターゲットである学生の集客を狙ってホリデイシーズンに公開”、“訴求力が高い共通項目がある他作品との相乗効果狙い”、“怪奇モノが盛り上がる夏にDVDを発売するための逆算”など様々。ともあれ、5月はバラエティ豊かな〈ホラー映画祭り〉となった。

アメリカでは、絶叫したりハラハラ・ドキドキするホラー映画はコメディ映画と並ぶ人気のジャンル。ホラーはしばらくご無沙汰という人も、久々に劇場でそのスリルを楽しんでみては?
(足立美由紀)

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