気になる“あのコ”のシゴトーク/121

三吉彩花、初主演映画を語る!

2013.05.10 FRI


撮影:堀清英 ヘアメイク:新宮利彦(Surge) スタイリスト:加藤由紀子
沖縄本島から東へ360kmの場所に位置する南大東島。高校がないこの島の子供たちは、15歳の春に島を旅立つことになる。ーーそんな島の厳しくもドラマチックな現実を、映画に仕立てたのが、石田卓也、大竹しのぶ出演の『キトキト!』などを手がけた吉田康弘監督。そして三吉彩花ちゃんは、映画『旅立ちの島唄~十五の春~』の主人公の優奈を演じているのだ。

「台本を読んだとき、優奈は自分と重なる部分が多かったので、共感できましたし、すんなり役に入れました。私も親元を離れてすぐの撮影だったんです」

この言葉が物語るように、彩花ちゃんは16歳という若さ。そして映画初主演。本作は、早すぎる人生の岐路に立つ思春期の少女の悩みと成長を描く感動作だ。

「終始プレッシャーで、もう最後までプレッシャーしかなかったと言うくらい緊張しました。一番印象に残ったのは、(沖縄本島の高校で)面接をするシーン。なかなか自分の思いを口に出せなかった優奈が、思わず心情をはき出すんです」

旅立ちという軸に加え、家族の絆が作品のメッセージ性を強めている。父親の利治に小林薫さん、母の明美に大竹しのぶさんと、そうそうたる顔ぶれが揃うのも見どころだ。

「監督から細かい演技指導はそこまでなくて、ただ『島の子になりきって』と言われました。この作品は自分のなかで得たものがすごく多くて、たとえば『もっとこんな演技がしたい』と、大竹しのぶさんを見ていて思ったり、セリフがないときの表情を小林薫さんから学んだり。すごく勉強になりました」

埼玉出身の彩花ちゃんには難しい沖縄弁でのセリフに加え、少女民謡グループ“ボロジノ娘”に優奈が所属していることから、三線の演奏と独唱を覚えた。その腕前は、経験者かと思ってしまうほど。彩花ちゃんの演技も堂々としたものだ。

「いい意見もうれしいんですけど、厳しい意見もうれしいと感じるんですよね。だって、厳しい意見って、言ってもらえずに流されることも多いじゃないですか。ちゃんと指摘していただけた方が、自分も成長できると思うので。けっしてMなワケじゃないんですけど(笑)」
(吉州正行)

  • 三吉彩花

    1996年埼玉県生まれ。小学校1年生から読者モデルに。現在は女優として活躍中。ちなみに最近ハマっているのは「カラオケです。聴くのはアップテンポな曲が多いですが、自分で歌いたいのはバラードですね。奥華子さんがすごく好きなんです」と彩花ちゃん
  • 『旅立ちの島唄~十五の春~』

    南大東島を舞台に、高校進学のために島を出なくてはならない優奈が、淡い初恋、家族の問題を乗り越え、こころの成長を描く感動作。「いい作品だと思うので、観てくださったみなさんの反応が楽しみです」と彩花ちゃん。5月18日(土)シネスイッチ銀座ほかで全国順次ロードショー。(c)2012「旅立ちの島唄~十五の春~」製作委員会

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