うつ病の配達人が届ける

7通の手紙に秘められたドラマ

2013.05.23 THU


楽曲の持つ前向きなメッセージに励まされながら、撮影を続けたという古厩監督。佐野は、「いい曲かどうかは聴き手が発見してくれるもの。楽曲を理解して使っていただけるのは大変光栄」と語った。撮影:中川容邦
去る17日、東京都内でWOWOWの連続ドラマW「配達されたい私たち」のトークショーが開催され、ドラマの主題歌「虹をつかむ人」を歌う佐野元春と、監督の古厩智之の対談が繰り広げられた。佐野元春の楽曲がドラマ主題歌として起用されるのは、『二十歳の約束』(フジテレビ系)以来、なんと21年ぶり。楽曲で佐野が投げかけているメッセージと、少しずつ心を取り戻して行く主人公を通じて描かれるドラマのテーマが深く重なり合うことから、番組側からのオファーを受けコラボレーションが実現した。

ドラマは、ヒット映画「私をスキーに連れてって」(87年)や 「僕らはみんな生きている」(93年)の脚本家、一色伸幸が、自身のうつ病克服経験をもとに出会いと別れ、再生を描いたヒューマンコメディー。

うつ病になった主人公が、自殺するため訪れた映画館の廃虚で7年前に捨てられた7通の手紙を拾い、“人生のカウントダウン”としてその手紙を配達し始める。その向かう先々でさまざまな出来事に巻き込まれていく…という内容。手紙に込められた思いが解き放たれることで動き出す時間。心を失ってしまった男が、手紙に秘められた人間模様と触れ合うことで、再び生きる意味を見つけていく姿が描かれている。

過去からの配達人である主人公・澤野始を塚本高史、妻・正美を長谷川京子、最初の手紙を受け取ることで物語に関わることになる理容師・岡江有を栗山千明が演じる。そのほか個性豊かな豪華俳優陣の熱演も見どころのひとつ。

それぞれの手紙に秘められた“人生のすれ違い”は、観るものに大切な何かを届けてくれるはず。毎週日曜午後10時から、WOWOWプライムで放送中だ。

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