知的な刺激に、男女の出会いも!?

百人規模の読書会が密かなブーム!

2013.05.29 WED


同じ本を読み、みんなで感想を語り合う。そんなスタイルの読書会が人気を集めているという。そのブームの火つけ役となったのが、日本最大級の読書会コミュニティ「猫町倶楽部」だ。

猫町倶楽部は元々、2006年に名古屋で生まれた読書会。主宰者の山本多津也さんが友達2人とともに立ち上げた小さなサークルだったが、会を重ねるごとに参加者が増え、今では多いときに百人規模の読書会になるほどまでに発展している。

参加者に出される課題図書は、ビジネス書を中心に、文学、哲学、経済書から恋愛本まで、幅広いジャンルに渡る。普段読まないようなジャンルの本に触れられ、その内容について様々な人と語り合うこのイベントは、「知見を広げ、刺激をもらえる」と参加者からも好評の様子。そこで、5月18日(土)に行われた読書会に参加してみた。

今回の課題図書は、最近Twitterで糸井重里氏が絶賛したことで話題の書となっている『すべてはモテるためである』と『恋とセックスで幸せになる秘密』(ともにイーストプレス)の2冊。どちらも“文化系AV監督”として名高い二村ヒトシ氏が書いた異色の恋愛本で、「恋愛の哲学書」とも呼ばれる人気作だ。

当日集まったのは、男女150名ずつの計300人という大所帯。最初は男女別でそれぞれ6〜7人のグループに分けられ、そこで感想を述べ合う1時間半。ここでは男同士で「モテとは何か?」について語り合い、「風俗とキャバクラがあれば恋愛はいらない?」「自分にとってぶっちゃけ女子は性欲の対象でしかない」など、異性のまなざしがない中で遠慮ない男子トークが繰り広げられた。

次の1時間半ではグループが変わり、今度は男女混合のトーク。ここでは異性に対する疑問が主な話題となった。ある参加男性が「ネットでは『※ただしイケメンに限る』という言葉がありますが、女子はやっぱりルックスで選んでるんですか?」と質問し、女子が「う〜ん、私はイケメンと歩いてると自分が引き立て役みたいな気持ちになるから嫌かも(笑)」なんて切り返す一幕もあり、貴重な意見交換の場となった。

読書会のあとには、著者の二村氏が登壇し、執筆の経緯や本に込めた思いを語るトークショーが行われた。こうやって課題図書への理解を様々な角度から深めていけるのも、このイベントの魅力だ。

二次会では大所帯の懇親会が行われ、ちょっとした出会いの場に。この日はダンスあり、チークタイムありのクラブイベントだったが、すでに同じ話題を共有しているだけに会話も弾み、短い時間でも相手の価値観をうかがい知ることができた。ここで知り合い、実際に結婚に至ったカップルも少なくないという。知的な刺激と出会いに満ちた読書会、ぜひ参加してみては?

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