約200作品を鑑賞するには1週間~10日も!

瀬戸内国際芸術祭の上手な巡り方

2013.10.03 THU


写真上は、約5000本の竹を使った巨大ドーム『小豆島の光』(ワン・ウェンチー)。右下は、実際に運行する『アラーキー列車』(荒木経惟)。左下は、井戸から化け物が現れる『ANGER from the Bottom』(ビートたけし×ヤノベケンジ 撮影/高橋公人
瀬戸内海に浮かぶ12の島と2つの港を舞台に、10月5日から1カ月にわたり「瀬戸内国際芸術祭2013秋」が開催される。24の国と地域から約210組のアーティストが参加し、美しい風景や島民の生活を取り入れたアート約200点を展示。今年で2回目となる同芸術祭は、春・夏・秋と会期を分け、シーズンごとに新作も発表されるという。

実行委員会事務局の竹田直樹さんに、秋会期の見どころを聞いてみた。

「今回が芸術祭初参加となる『本島』『高見島』『粟島』には、すべて新作が展示されます。なかでも注目したいのは、本島の『シーボルトガーデン』(カリン&パット/川口豊・内藤香織作)。かつて、瀬戸内の魅力を西洋に伝えたシーボルト。彼が愛した日本の植物を庭で育て、彫刻や映像とともに展開する作品です。ほかにも、小豆島ではビートたけしとヤノベケンジ、高松港と宇野港では写真家の荒木経惟など、巨匠たちの作品も展示されており、見逃せません」

なお、こうした作品は島の歴史や風土からインスピレーションを得ているものが多いため、事前に島について学んでおくと、より深い理解が得られるそうだ。

さて、島の巡り方については竹田さんからこんなアドバイスが。

「1日で巡れる目安は大きな島なら1島、小さな島だと2島です。できれば、時間をかけて島を巡ってほしいのですが、すべての作品を鑑賞するには1週間から10日ほどかかります。そんなに時間がない場合は、ひとつの島につき、鑑賞する作品数を絞るなど、テーマを決めて巡るといいでしょう。また、島々が東と西に分かれているので、どちらかにエリアを決めると効率よく楽しめると思います」

ちなみに移動はフェリーや高速船なので、出航時間にはご注意を。今年の秋は、心揺さぶられるアートの世界に浸ってみては?
(末吉陽子/やじろべえ)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト