光回線を10倍楽しむ方法

“スマホで十分派”の落とし穴とは

2013.11.27 WED

光回線を10倍楽しむ方法


昨今動画コンテンツの画質は以前に比べて格段に向上しており、HD(高精細)画質の動画も多い。その迫力を味わうならやはり高速な回線と大画面モニタで観賞したい、ですよね…

あっという間に到達する7GBの壁



前述の通り、スマートフォンの通信速度は高速化し、別に家庭用インターネット回線と大差ないのでは?と思ってしまいがちですが、よく調べてみると、両者は通信環境や端末の性能によって速度が大きく変化するよう。スマホの場合、様々な障害要因が重なり、実際の転送速度が低くなってしまったり、端末自体の処理速度にも限界があることから、やはり家庭用インターネット回線とパソコンによるネットの快適さには及ばないといえそうです。

じゃあ、多少の速度差を我慢すれば、スマホでも十分なのでは…と思っていたところ、「やっぱり光回線もしくはADSLのような自宅のブロードバンド環境はあったほうがいいと思いますよ」と話すのは、『イラスト図解 インターネットのつながるしくみ 1冊でわかるネットワークの基本と通信の実際』など、数々のIT関連書籍を手掛けるリブロワークスの代表・小山哲太郎氏。と、いうと…?

「最大の理由は、スマホにはデータ量の制限があることです。NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルとも1カ月に7GBまでで、それを超過すると月の末まで128kbpsという低速の通信環境になってしまいます。高速なLTE回線を利用して通信しまくると、あっという間に制限いっぱいになってしまうのです」

「そんなに使わないし…」と考える人も多いでしょうが、就寝前にベッドで動画を見始めて、気づいたら何時間も見ていたなんて経験は誰にでもあるのでは? アプリのダウンロードはもちろん、オフラインでも読めるニュースアプリは、読まない記事もダウンロードしていたりします。自分では気づかない間にOSやアプリ自体が自動でデータ通信を行っているケースも。さらに、これらの計算はスマートフォンのみの利用時の数値なので、テザリングを行ってパソコンで利用すればデータ量はもっとかさみ、あっという間に7GBに到達してしまうのです。

「自宅に高速回線を引いてWi-Fi経由で接続すれば、通信制限もなくいくら使っても定額です。そしてスマホ以外のネットを利用する機器(テレビ、パソコン、ゲーム機、タブレットなど)も1契約でまとめて利用できるなど、メリットは大きいです。例えば、スマホの他にタブレットが欲しくなった場合も、安価なWi-Fiモデルを購入するという選択肢を持つこともできますよ」(同)

考えてみれば、スマートフォンでじっくり動画を見るのは家にいる時だったりするので、やはり自宅に固定回線は必要。高速な光回線でWi-Fiを活用すれば、スマホライフにも恩恵がありそうだ。

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