「最近マンガ誌をチェックしてない」人必見

ツッコミ多数? 名作マンガの続編

2014.01.22 WED


『ゲッサン』(小学館)で連載が開始された2012年6月には掲載誌が品薄になり話題となった『MIX』。1月10日には最新刊4巻が発売
往年の名作マンガに、“続編”が次々と登場しているが、チェック済みだろうか。

たとえば、野球マンガの名作『タッチ』の続編『MIX』。同じ日に10分違いで生まれた義理の兄弟の立花走一郎・投馬と、走一郎の実妹・音美が主人公。3人が通うのは『タッチ』にも登場した明青学園で、併設された中等部から物語がスタートする、といったようにいくつかの設定を引き継いでいるのが興味深い。

続いて、少女マンガ『ママレードボーイlittle』も昨春からスタートした“続編”のひとつ。元作品は、パートナーを入れ変える形で離婚、再婚を経た2組の夫婦と、その子供・光希と遊の計6人が同居する、という複雑な設定が魅力の往年の人気作『ママレードボーイ』。続編の『little』は、前作から13年後が舞台で、それぞれの夫婦に生まれた光希と遊の“きょうだい”立夏と朔が主人公。朔を本当の弟と思っていた立夏はある日、その複雑な家族構成を知らされ…という第1話で始まる。元の作品よりもさらにこんがらがった設定になっており、今後の展開に目が離せない。

シリーズ連載40周年を迎えた野球マンガ『ドカベン』の続編『ドカベン ドリームトーナメント編』も注目だ。現実のセ・パ両リーグに「スーパースターズ編」で登場したオリジナルの2球団、さらにもう2球団が参入し、全16球団が登場するという大変な事態になっている。『あぶさん』なども含めた水島新司氏の全作品のキャラクターが一堂に会す、いわば集大成的作品といえる。『ドカベン』の主人公・山田太郎の高校3年の夏を描いた物語『大甲子園』においても、『球道くん』の中西球道など、ほかの水島作品のキャラが何人も登場して“夢の共演”を果たしていたが、ファンが喜ぶ展開というわけか。

また、1990年代に人気を博した不良少年マンガ『疾風伝説 特攻(ぶっこみ)の拓』の続編『疾風伝説 特攻の拓 外伝 ~Early Day’s~』(2013年に連載終了)も見逃せない。元の作品より1年前から始まる本作では、アメリカ帰りの天羽(アモー)セロニアス時貞が主人公。元の作品では交通事故死で伝説となっていた半村 誠も登場するなど、続編ならではの展開がポイントだ。タイトルにもある、ヤンキー趣味あふれる独特な当て字や、「“帰国”(もど)らなくちゃ」など、台詞を「“”」でくくる特徴的な表現は、今作でも健在!

そのほか、『姫ちゃんのリボン』のリメイク『姫ちゃんのリボン カラフル』や、『赤ずきんチャチャ』の続編『赤ずきんチャチャN』など、1990年代の月刊少女漫画雑誌『りぼん』に掲載されていた人気作品の続編も登場しているので、やたら“今風”になった絵柄やアレンジされたストーリーなど元の作品と比較して読んでみるのも面白いだろう。

それぞれ興味深い展開があったり、独特の変化を遂げていたりする、“続編”マンガの数々。
元の作品と合わせて大人買いして、一気読みしてみてはいかが?
(伊藤 裕/GRINGO&Co.)

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