国技からヨガ、楽器まで

W杯開催国ブラジルを知る習い事

2014.02.05 WED

世論調査


日本でも女性や子どもの参加者が増えているというカポエィラ。「私たちの団体は20~30代の会社員も多く、いろんな職種の人と交流を深めることもできますよ」と須田さん 写真提供:カポエィラ・テンポ
「今年は新しいことにチャレンジしよう」と、新年に決意した人も多いと思いますが、なかには決意しただけでまだ手つかずという人がいるかもしれません。あなたがもし、まだチャレンジするものを見つけていなければ、今年のワールドカップ開催国として注目されるブラジル発の習い事なんていかがでしょうか?

まずご紹介するのは、華麗な蹴り技とアクロバティックな動きが特徴の格闘技・カポエィラ。カポエィラ・テンポ代表の須田竜太さんに話を聞きました。

「カポエィラは身体全体を使う体術ですから、デスクワークで凝り固まった身体が解放され、ストレス発散に最適。勝ち負けを決める競技ではないので、練習を通じて信頼関係の構築や人間的成長を実現できるところも魅力です」(須田さん)

ストリートダンスやバレエ、フィットネスなど、さまざまな分野でその技術が取り入れられているカポエィラ。ブラジルでは国技として、老若男女問わず親しまれていて、ストリートチルドレンの更正や障害者教育にもその力を発揮しているといいます。

続いては、ブラジリアンヨガ。ブラジリアン柔術の練習にこのヨガを取り入れている、一心柔術代表の後藤悠司さんに話を聞きました。

「ブラジリアンヨガは、インド発祥のヨガに、柔術や動物の動きを取り入れたブラジル生まれのトレーニング。呼吸法やストレッチ、独自の動きを通して、人間本来のバランス感覚や心肺機能を引き出します。ブラジリアンヨガ、柔術ともに技術の裏に歴史が積み重ねた理論があり、好奇心や探求心を満たしてくれるところが魅力のひとつです」(後藤さん)

ブラジルでは格闘家やアスリートの多くが、ブラジリアンヨガを練習に導入しているのだそう。ちなみに、日本でもおなじみのブラジリアン柔術は、サーフィンやランニングのように、ライフスタイルの一部として広く親しまれているそうです。

最後はブラジル特有の楽器・カヴァキーニョについて、アルチ ブラジレイラ代表でカヴァキーニョ奏者の、だいどうじさかえさんに聞きました。

「『ブラジルの音楽はこの楽器なしではつまらないものになっていただろう』と言われるほど、ブラジル音楽に欠かせない弦楽器です。4弦のスチール弦で、ピックを使って演奏します。ウクレレに似た形で持ち運びがラクですし、日本では珍しいですから、楽器初心者にもおススメです。いまから始めれば、すぐに日本で10本の指に入れるかも (笑)」(だいどうじさん)

ブラジルの伝統音楽ショーロやサンバで使われるカヴァキーニョは、ポルトガルがルーツ。打楽器的なアプローチで高音のリズムを刻むのが特徴で、本国ではリサイクル屋でギターと並んで売られているほど、ポピュラーな楽器なのだそう。

いかがでしたか? いまからこうした習い事を始めてブラジルの“魂”に触れておけば、ワールドカップの熱狂をより身近に感じられるかもしれませんね。
(成田敏史/verb)

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