映画の祭典・アカデミー賞で栄光を手にするのは?

有村 昆が予想!オスカー有力6作品

2014.02.28 FRI


「ザ・四コマ・オスカーアワード」では、全11作品のオスカー候補を紹介した4コマ漫画を特集している
世界最高峰の映画の祭典・アカデミー賞の授賞式が、日本時間3月3日に行われる。主要6部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞)の中で最も注目され、さらに混戦が予想されるのが作品賞。ノミネートされた9作品のなかから、映画コメンテーター・有村 昆がオスカー獲得有力候補として6作品をセレクト。それぞれの作品がノミネートされているほかの部門についてもあわせてご紹介しよう。

●『それでも夜は明ける』
「ワシントンD.C.で誘拐され、壮絶な差別と迫害を受けた黒人青年の12年間を描いた真実の物語。アメリカはすごい国だけど、こういった負の歴史があったことを風化させたくなかった黒人監督が、エンターテインメントとジャーナリズムをミックスさせて撮った作品。『フォレストガンプ』が描き切れなかったアメリカの病める部分が見事に描かれている。同様のテーマを扱う『ジャンゴ』『大統領の執事の涙』とあわせて観てほしい映画」と推す社会派映画。作品賞のほかに、監督賞、主演男優賞などにもノミネート。

●『ゼロ・グラビティ』
「個人的にも今年もっともオスカーをとってほしい作品。アカデミー賞では、ホラーとコメディ、そしてSFはオスカーがとれないというジンクスがある。しかし、この『ゼロ・グラビティ』は、監督賞や視覚効果賞などを獲得した『2001年宇宙の旅』以来、久しぶりにオスカーがとれそうなSF映画」と絶賛。評判のよい映像技術にも注目で、「IMAX 3Dで観てほしいけど、宇宙酔いするかもしれないので要注意」とのこと。監督賞ほか最多10部門にノミネートされている。

●『アメリカン・ハッスル』
「1979年に実際にアメリカで行われたおとり捜査を映画化したもの。なんといっても主演男優賞にノミネートされているクリスチャン・ベールが20kg増量してハゲ頭で登場するのが一番ビックリします。カメオ出演したロバート・デニーロは撮影が終わるまで、クリスチャン・ベールだと気づかなかったほど」だとか。昨年作品賞に輝いた『アルゴ』も実際にあった事件の裏側を描いており、近年のアカデミー賞受賞作品には実話を映画化したものが多く、その点でもオスカー最有力候補のひとつ。昨年オスカーをとったジェニファー・ローレンスが助演女優賞候補になるなど、今回最多となる10部門にノミネートされている。

●『ダラス・バイヤーズクラブ』
エイズのため余命30日と宣告された男性が、差別や法規制と闘う物語。「主演男優賞にもノミネートされているマシュー・マコノヒーは今までセックスシンボルのようなセクシーな俳優という売り方をしていたのをガラリと変えて、21kg減量して撮影に臨んでいます。その壮絶な俳優魂に注目」とのこと。主演男優賞にもノミネートされており、減量のアドバイスをしたのは過去2回同賞を受賞したトム・ハンクスだとか。

●『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
「マーティン・スコセッシ監督は牧師さんになりたかったので、『説教=映画』。この作品にも彼の人生観が投影されています。ディカプリオはこの作品でアカデミー賞悲願の受賞達成となるかもしれません」と注目するディカプリオは、「『タイタニック』でアイドル俳優のイメージがついたことで、アカデミー会員から嫌われてしまった『タイタニックの呪い』に長年悩んできた」という。マシュー・マコノヒーと争う主演男優賞の行方にも注目だ。

●『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
「監督のアレクサンダー・ペインは個人的に好きで、ロードムービーを撮るのが非常に上手。反発し合っていた父と息子の心の距離が、少しずつ近づいていくプロセスを、まるでドキュメンタリー映画のように撮った、心がほっこりする作品です」とのこと。主人公の妻を演じたジューン・スキッブが助演女優賞候補となるなど、6部門にノミネートされている。

現在、web R25では有村さんのコメントを4コマ漫画でまとめたあらすじとともに、たった1分で紹介する「有村 昆の1分シネマ」を展開中。また、500作品以上の映画を4コマまんがで読めるサイト「四コマ映画」では、今回紹介した6作品に加え、主演女優賞の有力候補となっている『ブルージャスミン』『Her 世界でひとつの彼女』など、主要6部門にノミネートされている作品の見どころを4コマで読める特集ページを公開。どんな映画かチェックすると、よりアカデミー賞が楽しめそうだ。

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