妖艶&ラグジュアリー…美術館で“体験”も可能!

「食×アート」魅惑の世界を堪能

2014.04.17 THU


ミステリアスな雰囲気に包まれて、初めての食体験に出会えるはず。/画像上「Secret Restaurant」Valveat81 東京2011年(Photo: Muga Miyahara)/画像右下「taste of creation with Yoshiko Kajitani / YOSHiKO CREATiON」東京2010年(Photo: Masayuki Saito)/画像左下「ゲリラレストラン lost tongues」 東京2010年(Photo: Tsukasa Nakagawa)
ラグジュアリーで妖艶な雰囲気のこの物体……実は食べ物! これは今、世界中から注目を集めているフードアーティスト・諏訪綾子さんが手がける作品「フードクリエイション」なのだ。

「空腹を満たす食事や栄養源、美食を求めるグルメなどとは違う、新たな“食の価値”を追求したいと思っています。たとえば『感覚であじわう 感情のテイスト』という作品では『憧れ』『失意』『嬉しさの入り交じった困惑』といった101種類の感情を、一口大の様々な食べ物で表現しました。『食べてみたい』という人間のコントロールしがたい本能的な欲望に、ダイレクトに触れられる体験を提供したいと考えています。そのため、食べ物だけでなく、“あじわう”空間や時間も含む総合的な“感覚の刺激”をつくっているんです」(諏訪綾子さん)

「感情のテイスト」フルコースは、不定期開催の「ゲリラレストラン」で実際にゲストへ提供されており、独創的な“食体験”を生んでいる。これまでの開催地はパリやベルリン、国内では伊勢丹新宿店など。駅の地下道のようなリアルな日常の中に突如現れる、神出鬼没のパフォーマンスだ。今後の開催は現時点で非公開だが、金沢21世紀美術館では4月26日より1年間の長期プログラム「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム」を実施するそう。

「美術館の展示室という場所で食べ物を提供することはとてもハードルが高いのですが、『好奇心』をテーマにした新作をあじわっていただく予定です。メインとなる展示は10月に公開で、会期中は様々なパフォーマンスを計画しています」

どんなフードが登場してくるのか見当もつかない。これまでにない“食のあじわい方”に興味を持ったなら、足を運んでみては?
(菅原さくら/アバンギャルド)


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