米カリフォルニア大の講義に基づくワークショップ

5日間で絵が上達!集中合宿の中身

2014.11.16 SUN


絵が下手で周囲から笑いものにされていたあなた。合宿で画力を身につけてみない? 写真提供/PIXTA
芸術の秋、「パレットを片手に紅葉をスケッチ!」なんて憧れるが、愕然とするのは自分の絵心のなさ。真剣に描いているのに、どうも出来上がりが実物からは程遠い。しまいには、絵を見た友人から苦笑いされる始末…。絵がうまくなる方法はないものか調べてみたところ、短期間で飛躍的に絵が上達する「画力向上集中合宿」なるものを発見した。

「一体どのような内容なの?」
「本当に絵は上達するの?」

そんな疑問を解決すべく、画力向上のワークショップ「5ディ」(受講料11万8800円/全日程、宿泊費5100円/1日)を開催しているアート・アンド・ブレインの斎藤由江先生に話を聞いた。

「まず、最初にお伝えしたいのは、学校の成績や、周りの評価などで決めつけられているだけで、『もともと絵が下手な人はいない』ということです。トレーニングをすることで、誰でも自分が見たままの状態を描くことができます」

「5ディ」は、施設を借りきり、米カリフォルニア大学の一学期分の授業を5日間の合宿で行う集中型の絵画教室だ。そのトレーニングの内容とは?

「受講者には、ベティ・エドワーズ博士が提唱している『右モード』という方法論を実践してもらいます。これは右脳を活性化させ、空間認識能力を高めるトレーニング。この能力を高めることで物体の位置や方向、大きさ、形状などを正確に認識できるようになり、結果的にモノをバランスよく描けるようになっていきます。発想の仕方や、モノの見方などを根本的に変化させることにもつながりますよ」

具体的な合宿内容は、以下の通りだ。

1日目…自分の手の輪郭をゆっくりと描いていき、「目の速度」を落とす
2日目…「ネガティブスペース」と呼ばれる物体と物体の空間部分のみを描いていく
3日目…比率を測りながら描くこと学び、屋外でスケッチ
4日目…いろいろな濃さの鉛筆と、練消しゴムを使って物体の光と影を描く
5日目…これまで学んだことを統合し、自画像を描いて終了

「たとえば、合宿の初日に自分の手を描くのですが、普通に描いても、『手を描く』という“行動”でしかなく、主に左脳しか使っていません。ゆっくりと線を描き、目と手の動きを連動させることが、右脳を刺激することにつながります。たった5日間と思うかもしれませんが、これまでの受講者で上達しなかった人はいません。参加者は小学生から80歳までと幅広く、卒業生からはプロの絵描きや彫刻家、写真家になった人もいます」

ちなみに、合宿に参加しなくても、絵が上達するコツはあるのかと聞いたところ、「自分の感性に気づき、右脳を意識して描く」ことだという。なかなか自分ひとりでは難しい気もするが…。同合宿では体験会も開催されているので、気になった人は、まずこちらに参加してみては?

(播磨谷拓巳/ノオト)

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